歯茎が下がり、歯の根元は炎症で真っ赤になって、顔が腫れて、顎の骨が折れる。
肝臓の数値が高く、心臓の調子も悪い。
大切なペットの老後、そんな生活を送らせるのは可愛そうですよね。
そこでおすすめするのは、歯磨き習慣です。
ペットの歯磨きって苦労しますよね。
嫌がってやらせてくれない、口を触らせるのを嫌がる、そもそも何すればいいの?
身もふたもないことを言えば、歯磨きの習慣付けは子供の頃からやる以上に効率のいい方法は有りません……
小さな頃から、褒めとご褒美によって、歯磨きという行為を嫌なものにしないように習慣化させる。
これ以上の方法はありません。
もちろんある程度の年齢からも少しづつ馴れさせて受け入れてくれる子もいるので、辛抱強くチャレンジすることは大事です。
次に、どのようにやっていくかを説明します。
色々なやり方があると思うのですが、私が考える比較的受け入れてもらいやすい方法をお教えします。
1.食後に撫でる延長で唇の上から歯に触れたりマッサージをする。
顔を撫でるような振りをして、頬や唇の内側で優しく歯に触れてください。
皮膚の上から歯を感じるような感覚です。
ペットからしても口の中をいじられている感覚や、歯を磨かれている感覚がないので嫌がられにくいです。
単純に遊んでもらえたり撫でてもらえるように受け入れてくれるんじゃないかと思います。
ちゃんと撫でさせてくれたら褒めてあげて、場合によってはご褒美を上げてください。
2.指に濡れた布を巻いて少し口の中を触りながら、同じように撫でる。
1を受け入れてくれるようになったら、一歩先に進みます。
少しづつお口の中を触られるのに慣らしていきましょう。
たっぷりの愛と褒めを与えながらやりましょう。
同じようにちゃんとやらせてくれたら褒めてご褒美を与えましょう。
3.歯磨きを目的として口の中を触る。
ここまでこれると、撫でるついでではなく、口の中を管理するための歯磨きの準備に移っていきます。
歯みがきシートを使ったり、歯磨きジェルを使って歯を磨いていきます。
そして、だんだんと歯磨きに適した道具を使い、最終目的は歯ブラシによる歯磨きまで持っていきたいです。
やはり、歯と歯肉の隙間に溜まる歯垢を日々除去して行くことが口腔内管理の一番の目的です。
そのためには、やはり歯ブラシによる歯磨きまで到達できないと効果が薄いです……
常に一貫して愛と褒めとご褒美を絡めて、
この行為を受け入れると褒められる。ご褒美がもらえる。
つまりペットにとって嬉しいことだと結びつけて受け入れてもらい、
飼い主様も習慣として生活に組み入れていく。
ここがゴールになります。
歯磨きをきちんと行って、口腔内管理をしっかりとしたペットさんは歯周病に恐れること無く生活が出来ます。
一番初めに書いた怖い症状は歯から来ます。
どうか小さな子を迎えたら、歯磨き習慣を身に着けさせてあげてください。
ではまた!