１．タバコ
タバコが引き起こす肺炎や下痢、大量不良。
ペットはタバコの煙に弱いです。
特にペットが生活するエリアは人間よりも低いので、煙等が降り注いだ場所になります。
布に付着してそれを舐めてしまったり、体表に付着したものを舐め取ったり、人間よりも濃厚にタバコの影響を受けてしまいます。
煙草の吸殻などが溶け込んだ水を飲めば命に関わります。
これは人間でも同じですね。
缶などに吸い殻を入れて、倒れて流れ出した液体を舐めれば・・・危ないです。
ペットを飼育されている方は、室外で喫煙されるか、タバコを辞めることをオススメします。
もし、ご家庭でタバコを吸われる方がいる場合、是非動物病院に申告してくださいね。
２．アルコール
アルコール、お酒はペットに毒です・・・
肝臓機能が人間よりも強くないので、アルコールの毒性がより強く出てしまいます。
飲ませないでくださいね。
人間も飲み過ぎに注意しましょう（自戒）
３．油もの
唐揚げや天ぷら、天かす、油ものは犬を殺します。
急性膵炎を起こし、激しい腹痛、嘔吐下痢の末、治療をしてもかなり危険です。
絶対に油ものを動物にあげるのはやめてください。
４．チョコレート
有名になってきてくれましたが、その嗜好性の高さから未だにたまに来ます。
カカオ濃度が低ければ嘔吐や下痢くらいですみますが、量が多かったり濃厚なカカオを使っていると最悪命に関わるので気をつけてください。
バレンタインデー付近で増えます。
５．おもちゃ
もともとペットが遊ぶために作られたおもちゃ、これを飲み込んでしまう事故はたまに起きます。
特に猫のおもちゃのネズミの形をしたアイツ。
獣医師はみんなだいっきらいです。
紐付きのおもちゃの紐部分を飲み込んだりされるのも危険です。
固すぎるおもちゃで歯がかけたりします。
結構、慎重に選んだほうが良いんですよ・・・
６．毛糸（糸）
特に、猫さんが注意が必要です。
紐状異物という名前がついてしまうほど、猫は大好きで遊んでるうちに飲み込んでしまい。
結構大規模な手術が必要になったりします。
本当に気をつけましょう。
７．花や植物
一部の花、植物はペットにとって危険なものがあります。
ペットを飼育されて家に植物を持ち帰る場合はしっかりと調べましょう。
たとえばゆりの花は、それを生けた水を呑むだけで猫が死にます。
気をつけてください。
８．野菜・果物
同じく、一部の野菜、有名なのは玉ねぎやネギ、アボカド、ぶどうなど、
様々な症状を出す可能性のある野菜があります。
気をつけましょう。
９．生肉・生魚
火を通していない肉や魚は、厳密な管理をしていないのなら与えないほうが良いです。
ちゃんと管理されて、生食用なら慣れていれば食べて良いかもしれませんが、
品質管理や、生の食材の安全性からおすすめはしません。
火を通して食べることを前提の食材が盗食されたりすると、危険です。
青魚などヒスタミンが関与して体調不良を起こすものなどもありますので、ちゃんと調べましょう。
１０．無知
動物の健康のために勉強をしないことは、ペットを危険に晒します。
専門的な勉強をしろとは言いません。
健康を維持するのに大事なことは知ろうとしましょう。
ワクチンを代表する予防。
避妊や去勢手術の意味。
どんな物が危険で、何が危険なサインか。
様子を見ていい症状と、様子を見てはいけない症状。
まちがった医療知識、波動や気合で癌は治りません。
ペットのために、勉強してあげてください。
ではまた！
