私のブログには何度か登場している

 

ダニング=クルーガー効果

 

簡単に言ってしまうと、

能力の低い人間は、

自分のことを実際よりも高く評価してしまう

ということです。

名前の由来は二人の人物の人名から来ています。

コーネル大学のデビット=ダニング氏とジャスティン=クルーガー氏です。

1999年にこの効果を定義したお二人です。

自身の能力が低いがゆえに、

客観的に自分の実力を図ることができずに、

優良誤認しちゃうということです。

原因として考えられていることは、

 

1.自分の能力不足を自覚できない。

2.自分の能力不足の不足度合いを自覚できない。

3.他人の能力を正しく把握できない。

 

自分自身を客観的に評価できないし、他者に対しても客観的な評価ができないからと考えられています。

ただし、ちゃんとその物事の訓練を重ねると、自分の能力のたらなさを自覚することができるようになるそうです。

 

一節によると、東アジアの人種は、

自己評価が低い傾向にあるために、

自分自身に問題があると思いやすいって説もあるようですね。

 

思い当たる事柄や、人物が頭に浮かんじゃってる人、多いんじゃないですかねー?

実力の低い、っていうのを、知識が浅いって置き換えても、

結構当たっているなぁと思います。

個人的には、

疑似科学やトンデモ医療、びっくり美容界隈に、

こういう人が多いって感じています。

 

らしい

だと思う

って聞いた

 

こんな曖昧な情報を、

まぁ自信いっぱいで話すなぁ・・・って

しかも、否定する根拠を提示しても、

自信満々に自分たちが正しいと主張を続ける・・・

凄いなぁ・・・って思っちゃいます。

わっかい先生が、まるで事実かのように話している内容。

長く経験と研鑽を積んだ人間が見たら、

いや、それ個人の感想だろ・・・

って思うことも少なくないです。

それでも、例えば獣医師という肩書で話せば、

一般の人から見れば事実のように受け取られてしまい、

 

「黒い猫は不吉らしいよ、

横切ると不幸になるんだと思う、

Twitterで獣医が言ってたの聞いたから事実だよ」

 

みたいなことが生まれてくるんでしょうね・・・

一つの例ですけどね。

ただ、

健康に携わる情報の場合、

これが笑い話ではすみません。

吐かせるためには塩を飲ませればいいらしいよ、

こんな情報を信じたら、

動物が不幸になってしまいます。

場合によっては命を失うことになることもあります。

だからこそ、

情報は出す側もしっかりと考えなければいけませんし、

受け取る側もしっかりと精査し、

考えなければいけません。

プロとして発言するなら、

発信者側の意識を厳格にしなければいけません。

ちょっとね、

それただの個人の感想で、

決めつけて話してるけど、

危ないぞ・・・

怖い目にあったこと無いんだろうなぁ・・・

って、若い先生を見かけることが、

たまにあります。

あまり強い言葉で話さないほうが良いですよ。

恥をかきますし、

その情報で誰かを傷つけてしまいますよ。

学問はそんなに簡単じゃないです。

日々、努力しか無いです。

注目を集めるために、

危ういことを言うのは止めましょうね。

 

凄く深刻なパイオメトラ、子宮蓄膿症に出会ったこと無いんだな……

って、避妊しなくてもいいとか発言していた若者を見掛けて、

思って、こんな厭味ったらしいブログを書いた老害でありました。

 

ではまた!!