ワンちゃんや猫ちゃんが、
眩しいものを見ているかのように目を細めている。
シパシパとまばたきを繰り返している。
目をこすったり、気にしている。
目やにが出ている。
涙が多くなっている。
目の周りが赤い。
色々なサインから、我々は動物が目の異常を抱えていることに気が付きます。
身体の中でも、
問題が起きて早く対応しないと、
不可逆的、
悪くなったものを元の状態に戻せない可能性が有る臓器、
それが、
眼です。
人間もそうですが、
眼って、大事にしなければいけないって小さい頃から言われますよね。
実は今朝から目が痛くて結膜が真っ赤です・・・
ゴロゴロするし、痛みも少しあります。
気になります。
非常に気になります。
そりゃ、動物も嫌がるよなと身を持って感じています。
眼は、
感覚器と言われる場所で、非常に繊細で、
失うことで視覚という五感が無くなってしまい、
生活が大きく変化してしまいます。
また、
治せない状態に比較的簡単に陥ってしまい、
動物の場合だと、
眼球摘出などの、
侵襲性の高い破壊手術を行わなければいけなくなる可能性が有るんです。
そうならないためにも、
異常があった場合に、
できる限り早くかかりつけの動物病院へ行くことが大事です。
動物は、目に異常を感じた時に、
自分自身の手によってさらに病気を悪化させてしまうことがあります。
とくに眼球という非常にもろく繊細な臓器は、
動物の足や、とくに爪に簡単に、そして非常に深刻なダメージを受けてしまいます。
壁にこすりつけたりなんかでも、破壊的なダメージを受けます。
目を気にして、前足や後ろ足でこすりつける、
色んな場所に目を擦り付けるような動作を行っている場合、
なんとしてでもその行為を止めさせなければいけません。
例えばエリザベスカラーを使ったり、
場合によってはまぶたを縫い閉じて眼球を保護する必要も出てくるかも知れません。
人間のように、
こすっちゃ駄目! いじっちゃ駄目!
は、動物には通用しません。
もちろん点眼、目薬などで炎症のコントロールを行い、
不快感を減らす治療を行いますが、
なかなかに難しいんですよね。
どの程度の不快感なら掻くか、こすりつけるかはその個体によります。
繊細な子なら少しの刺激でもすぐに気にしだすでしょうし、
見ていないところでこっそりといじっている子もいます。
目に不快感をもたらす要因はいくつもあります。
細菌感染やウイルス感染、時に寄生虫であったり、
アレルギーであったり、
傷であったり、
異物であったり、
腫瘍であったり
原因は多岐にわたりますが、
大事なことは、
ペットの出す気にしているというサインや、
眼の異常に早く気がついて、
かかりつけの動物病院へと連れて行って、
治療効果をしっかりと観察しながら、
きちんと治癒に向かって治療を勧めていくことが、
何よりも大事です。
眼科の治療には時に鎮静や麻酔などを利用して、
外科的な方法を取る場合もあります。
緑内障など、
わずか一日で視力を永久的に失ってしまうような怖い病気もあります。
眼はもろく繊細な臓器です。
異常を認めたら、
様子を見ること無く、
とにかく動物病院へ連れて行ってあげてくださいね。
よろしくおねがいします。
私も眼科にいかなければ・・・お盆になっちゃうよなぁ・・・もうなってるのかな?
お盆かぁ・・・休みですよねってよく聞かれますが、お盆に休むという生活をしたことがないのですが、
休んでもいいですか?
お盆になると病気もお休みになってくれたら良いんですけどね・・・
ではまた!!