動物愛護法、正式名称を動物の愛護及び管理に関する法律といいますが、その法律が最近改正され、9月から施行されることになりました。
基本的にはブリーダーやペットショップ、多頭飼育をしている人の飼育環境の改善を求めたり、
生体(ワンちゃんやネコちゃんなど)の販売に対することが大きいのですが、普通の飼い主さんに関連があるのはマイクロチップと虐待の通報あたりだと思います。
先にさらっと虐待について話すと、虐待を見かけたら通報してねって感じです。
虐待とは暴力であったり、食事をちゃんと与えていなかったり、飼育環境が劣悪であったり、病気の治療などを適切に行わないことなんかが当たります。
直接警察に行くのはなかなか難しいので、写真や動画などに収めてインターネット上からサイバー警察などへの通報が楽かもしれませんね。
詳しくは環境省が用意したパンフレットを見てもらうと良いかも知れません。リンクを張っておきますね。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508b.html
そして今回のブログの主題であるマイクロチップの話をしましょう。
基本的にペットショップやブリーダーなどはマイクロチップが義務化されます。義務です。
今飼われているペットオーナーさんは努力義務となります。努力義務です。
努力義務(どりょくぎむ)とは、日本の法制上「〜するよう努めなければならない」などと規定され、違反しても刑事罰や過料等の法的制裁を受けない作為義務・不作為義務のことである。(wikipediaより)
なので、とりあえず9月までにマイクロチップを入れないと逮捕されるとか罰せられるわけではありません。
そもそもマイクロチップってなに? という方もいらっしゃると思います。
マイクロチップはカプセルみたいな形体をしてます。2mmくらいの細さで1cmぐらいの小さなカプセルです。
これを肩甲骨の間の背中、皮膚の下に針で埋め込みます。
そのカプセルの中に入っているICチップを専用の機械で読み取ると、個体判別することが出来て、どこの誰が飼っている誰々ちゃんだ! とわかるようになっています。
基本的には獣医師が挿入して登録する形になるので、動物病院へ行けば入れてもらえます。
一般的に費用は数千円から一万円位って言われているそうですね。当院では登録費用を含めて五千円で行っております。
メリットとしては、特に災害時などに脱走してしまって保護された場合などには大変役に立ちます。
日常でもそうですね、迷子になってもマイクロチップが有れば見つかる可能性は跳ね上がるでしょう。
盗難にあっても同様ですね。
デメリットとしては、注射が少し痛いかも、太いので・・・
MRIの画像にちょっと影響を与えます。
結構移動します。デメリットなのかは不明。極稀に打ち込んだ穴から脱落することもあるそうですが、経験は無いです。
たぶん、義務化の流れが出来ましたから、次に起こるのはマイクロチップが入っていると得をするよ。という商品が出てくると思います。
逆に言えばマイクロチップが入ってないと損するよってことです。
保険会社は、マイクロチップ特約的なものをやるでしょうし、ペットと行けるホテルなんかもやりそうですよね。
どうなるかは不明です。私の予想でしか無いですけどね。
もちろん、わからなかったら動物病院へ相談しましょう!
詳しく教えてくれると思います。
電話で長時間聞いたりとかはマナー違反なので避けましょう。
ペットとフラっと遊びに行って健康診断のついでにでもお話を聞きましょう。
捻挫って結構治らんですね・・・勉強になります。
月曜からはトレーニング再開したいので、早く治したいのでレーザー当ててます。
やっぱ、レーザー良い気がします。実体験すると自信をもって勧めやすくなりますね!