人類の敵、蚊

この地球上で最も人間を殺している昆虫。蚊。

ペットにとっても、厄介な殺人者となりえます。

「フィラリア症」「アレルギー」

この2つがペットにとって問題となります。

フィラリア症は動物病院にペットを連れて行くと耳にタコが出来るほど説明されると思う蚊で感染る心臓に寄生する寄生虫が原因の病名です。

蚊が吸血をする際に蚊の内部にいた小さな虫が体内に侵入して血管内部で成長して心臓へと移動して肺動脈に寄生します。

寄生したあとは子供を生みまくってどんどん増えていきます・・・そして、突然心機能を狂わせてとんでもない症状を引き起こすんです。

心臓に寄生する前の、この子虫のうちに毎月駆虫するのが予防薬の考え方です。

 

インターネットを検索するとフィラリア予防なんていらないという、はっきり言ってアホがいますが、皆さん騙されないでくださいね。

フィラリア症になっても薬で治せるから予防しなくていいなんてアホの言うこと聞いちゃダメですよ。

急性フィラリア症と呼ばれる症状が出たら助からないことも多いですからね。

毎月薬を投薬するだけでほぼ100％予防できるんですから予防しましょう。

想像してくださいよ、心臓ににょろにょろ～って虫が住み着くんですよ？

その虫が肺動脈に鋭い歯で噛み付いて血管を腫らせるんですよ？

一度腫れ上がった血管はなかなか治まらないです、そこで狭窄が起きたら心不全になります・・・怖い怖い・・・

それを寄生させてから駆虫すればいいって・・・アホでしょ。

月に一回の投薬で防げるのに予防しない理由ないと思いませんか？

心臓に虫が住み着くんですよ？　自分の大切なペットがそんな事になっていいんですか？

自分は嫌です。

だから予防します。

 

予防薬は錠剤、ジャーキーみたいなおやつタイプ、滴下タイプといろいろあります。

わんちゃんの好みに合わせて選んで頂く為に病院で相談してみてください！

あと、ワンちゃんの病気と思われがちですが、猫さんにもかかることがあります。

かかってしまうとその後治療してもしなくて貴方のネコちゃんの寿命を削ります。

じつは犬以上にしっかりと予防したほうがいいんじゃないか？　っていうのが猫のフィラリア症なのです。

予防してあげてください。

私、繰り返し言いますが、どうかかかりつけの病院で予防してあげてください。

それがかかりつけの病院が人を雇ったり検査機器を揃えたり設備を整える原資になって、回り回って貴方のペットさんがいざという時の強い味方になってくれますし、日々のサービスが向上されます。

ネットで買ったり、海外から取り寄せないでください。

しかも検査もしないでペットの健康状態も確認せずに投薬して調子悪くなった尻拭いを、予防薬を売る機会を奪った病院に押し付ける様な奴らに金を渡さないでください。お願いします。

 

おっと、ついつい口が悪くなりますね。資本主義だから競争理念が働くことは仕方ないですよね・・・

便利な方がいいんでしょうね・・・でも、私は訴え続けていきます！　訴訟を起こすってことじゃないですよ。自分の考えを話すことを辞めないってことです！

アレルギーはペットさん独特な変わった反応ですね。

人間だと蚊に刺されると刺された部位だけが痒くなりますよね？

ペットさんは蚊に刺されると、顔が痒くなったり刺された部位と異なる場所に症状が出ることがあります。

特に猫さんが多いですね。

耳にかさぶたができたり、目から耳にかけての皮膚に炎症が起きたりします。

あんまりひどくならないことも多いですが、痒そうにしていたり出血してたり腫れがひどい場合には動物病院に相談してください。