ダイエット報告から・・・1.1㎏増です。

やらかしました。

はい、気を抜きまくった一週間、この結果は甘んじて受け入れます。

はっきりと理由がわかっているので、大丈夫。

でも、ヤバイ週が続きます。

イベント事が多いんです。

ただでさえ夏休みで子供とのふれあいが増える→お出かけが増える+ジムにいけなくなる→グルメが捗る→体重増える

気をつけます。

 

さて、最低賃金が上昇するそうです。

平成30年10月1日から895円に上がります。

10年前平成21年の最低賃金は728円でした。つまり167円時給が上がっていることになります。

時給だといまいち入ってこないので、平均的な年収で表してみましょう。

一日の労働時間は8時間、週の勤務は5日、月の労働は平均で20日。それ以外はザクッと無視します。

10年前は

728*8*20*12=1,397,760

年収額面で1,397,760円(月額116,480円です)

そして、現在

895*8*20*12=1,718,400

年収額面で1,718,400円(月額143,200円です)

月収で26,720円、年収で320,640円増えています。

こうしてみると、結構賃金上がってますよね。

実際には税金や社会保障費が上がるので、そのまま手に入るお金が増えたわけではないのですけどね・・・

 

さて、ここで大きな問題が起こります。

この増えた30万、どっから出ているんでしょう?

そう、雇用主が払っています。

本来最低賃金の上昇は経済規模の拡大とセットで行わなければいけません。

売上が変わっていないのに、人件費だけ増えればどうなるか? わかりますよね、ただ経営の負担が増えるだけです。

経営者の取るべき手は2つ、入ってくるものを増やすか、出るものを減らすか。です。

もっとたくさん売ればいい、でも日本の人口は減っている、物も溢れている。数は売れません。

安売りすれば売れる? 安くしたら利益が減ります。数を売っても利益が変わらないか悪化するでしょう、労働の負担は確実に増えます。

では、値上げです。

日本人の値上げへの拒絶バイアスはとんでもなく強いです。実はコレが日本が経済的に成長しない最大の原因ではないかと思っています。

つまり、入ってくるものを増やすのは非常に困難です。

 

ではどうするか、出るものを減らす。経費削減です。

一番簡単に経費を減らせるのは人件費です。

人を雇うのをやめます。

人が減れば一人あたりの負担は増大します。

もちろんそれをテクノロジーが解決してしまう時代がすぐそこまで来てしまっています。

テクノロジーによって替えがきく仕事をしている人は・・・仕事につけない時代が迫ってきています。

また脱線しそうになってますね。

これらの情報を元に、最近のニュースを見ると随分と見え方変わってきますよね。

世の中の物価の上昇に対する見え方も変わってくると思います。

 

最低賃金が上がると、消費者は恩恵を受けるどころか、サービスの低下や値上げ。

労働者は労働負担の上昇や雇用の消失。

なんにもプラスなことが無いんです・・・恐ろしいですね。

 

面白いですよね。

どうして動物病院のブログでこんな話をしているかというのも少しわかってきますよね。

こういった世の中の仕組みを知ってもらうと、適正な価格への理解をしていただける。

それは巡り巡って世の中の動物を助けようと必死に働いている獣医師や看護師、動物病院や大動物、公衆衛生の場で働いている人たちへの理解に通じてくるんではないかと思っているからです。

特に小動物臨床の獣医師は儲け主義だと誤解している人が未だにいます。

一生懸命頑張っている仲間が誤解されているのが嫌なんですよね。

極々稀にはお金のために仕事をして、不当な料金を請求するような場所がありうることを100%否定はしません。

それでも、自分の周りにいる素晴らしい仲間たちは皆動物のために一生懸命努力して日々の仕事を頑張っています。

そういった仲間のためにも、経済の仕組みや商売の形をもっと多くの人が身近に感じて理解してくれることを祈ります。

 

今回のブログはそういった思いで書きました。

もちろん表層の薄っぺらい話しか書きませんでしたし、この情報が本当に正しいのかはブログを読んだそれぞれの人が調べたり勉強して学んでいただけたら最高ですね。