ペットさんは自分で歯磨きをしてくれたり、オフロに入ってくれたり、テレビを見ながら耳かきで掃除をしてくれたりはしません。
大変健康な子で、食べ方や水の飲み方が天才的だと歯石が全くつかない子もいますが、大抵の子は飼い主様がケアしてあげなければいけません。
一日一回でいいので一日の食事が終わった後に歯磨きを習慣づけると、歯周病という恐ろしい病気になるべくかかりにくく、また、日々観察も出来ますから早期発見に繋がります。
歯磨きも幼少の頃から訓練してあげればお互いに苦労が少なく実施することが可能です。
また、成長した後もいろいろな手段で工夫して歯磨きを習慣とすることをお勧めします。
様々なグッズやサプリメントがあります。飼い主様と動物にとって一番相性の良いものが良いと思いますんで、はじめは色々試してみましょう。
濡らしたタオルで引っ張りっこをするとかでも、やらないよりは遥かに素晴らしいと思います。
色々あります。病院にも色々と準備してありますので、是非ご相談ください。
歯石のない生活、歯周病にならない予防を頑張りましょう!
あ、無麻酔歯石除去は虐待ですよ。止めましょう。
オフロの代わりはシャンプーですね。
当院は私がスキンケア大好きっ子ちゃんなので、シャンプーには自信を持っています。こだわっています。
プロに任せてみるというのも手段のひとつなので、興味があるかたは病院までお問い合わせください。
プレミアムコースは値段以上の価値を体感できると思いますよ。
ちょっとグルーミング、シャンプーの他社さんのお値段を見てみたんですが、あれ? 別にうち高くないな・・・てか、こだわってるんだからお得なんじゃない? って思いました。
いろいろなパックとかやると2万とか普通に行きますからね。
そうですよね、私も髪の毛染めたり切ったりしますけど、数万円行きますよね・・・
あのしっとりサラサラした白い被毛が本当に白くなるシャンプーは一度体験してみると驚かれると思います!
ありがたいことにシャンプーやマイクロバブル、トリミングは予約が取りづらくなっていますので、思い立ったら早めのご予約をお願いします。
宣伝が長くなりましたが、お家でシャンプーをやる場合にお勧めしたいコツを3つ紹介しましょう。
1.お湯の温度はぬるま湯で
2.シャンプーを直接皮膚にたらさないで泡立てて
3.すすぎはしっかり、乾燥は手が熱いと感じない風で
これを実施するだけで結構変わると思います。
シャンプー剤は・・・奥が深すぎるので一口には言えませんが、シャンプー後にめっちゃ匂いが強いシャンプーはシャンプー剤が残る作りになっているので、合わない場合が多いんじゃないかな? って思います。
最後のお話はお耳のケアです。
ワンちゃん猫ちゃんにとって外耳炎はひじょーーーーに多い皮膚病の一つです。
耳の中は暖かく湿っているので、悪い細菌にとっても過ごしやすい環境になりやすいという前提があります。
もちろん生きている生物ですから、そういった悪者と戦う仕組みは備わっているんですが、
いろいろな要素によってその力は弱ってしまいます。
例えば雨とかで耳にお水が入ってしまう。
シャンプーでお湯が入ってしまう。
内部に毛が生えてそこに耳垢がくっついてしまう。
そういったものが原因で一気に細菌が暴れだして外耳炎を引き起こすことがあります。
もう一つのパターンはアレルギーですね。
耳の中に普通の健康な子でもいる菌に体が過剰反応して炎症を起こしてしまい、分泌物が増えて耳が汚れて痒くなる。
こんなパターンもあります。
日々のケアによってこういったトラブルを事前に防ぐ&早期に発見できるようにしましょう。
耳の内部は粘膜です。
非常にデリケートなので取り扱いは優しく&優しくです。
汚れを落とすために綿棒でゴシゴシは絶対ダメです。
コットンなどで必ず耳用の洗浄液をつけて優しく取り扱ってください。
耳道洗浄が出来る洗浄液であれば少量を耳の中に注いで、外から優しくマッサージをして拭き取るのも有効です。
汚れが酷い、赤みがある、出血してる、腫れている.etc 異常がある場合は動物病院へ行きましょう。
小さい頃からこういったふれあいを習慣化しておくと、いざ病気になった時もきちんとしたケアがしやすくなって病気を早く治せたりします。
是非ペットとふれあいながらケアをして、病気にさせない、病気を早く発見して早く治療ができるペットとの生活を目指していきましょう!