こんにちは、今回はアレルギーについてブログを書いてみたいと思います。
と、言っても・・・
アレルギーって言葉を聞いたことのない人はいないと思うのですが、
このアレルギーという物をきちんと理解することは非常に難しいです。
なんとなく身体に悪いものに対しての反応じゃないの?
って理解くらいの人が多いかもしれないですし、
花粉症とかアトピーじゃないの?
みたいな方もいると思います。
いいんです。少しでも知ってもらって興味を持ってもらうことが目的ですから。
EAACI(The European Academy of Allergy and Clinical Immunology)欧州アレルギー及び免疫学アカデミーによるアレルギーの定義は
アレルギーとは免疫学的機序によって開始される過敏性反応である。
と、定義されています。
結構大事なことを書かれているんですが、覗きに行くとわかると思いますが、ハードルが高いんですよ。
だから「免疫による過敏反応がアレルギー」くらいに理解しておくだけでもOKです。
結構世の中って、アレルギーって言葉を乱用しがちですよね。
アレルギーとアトピーとかもメチャクチャに使っていたり、前述の通り、なかなか難解な無いようなので仕方がないのですが、
私がこのブログで知ってほしい大事なことの一つは・・・
基本的にアレルギー・アトピーは一生治すことは出来ません
これ、なんですよね。
世の中には治せない病気があります。
アレルギー、アトピーはそういった病気の一つです。
治せないって言うと、ヤブ医者扱いを受けることがあります。
治せないものを治せるって治療するより誠実だと思うんですけどね・・・
限りなく根治に近い効果の出る治療方法もありますけど、治せるか? という問いには治せないです。という答えになります。
免疫治療とかが完成すれば治せる日も来るかもしれませんね、ワクワクしますね。
アレルギーは基本的に、症状を出さないようにしたり、症状を抑えながら生活していくことをゴールとしています。
個人によって全く異なる症状を出すために、その子その子がどれくらいの治療をすれば良いのか、っていうのは事前に全くわかりません。
治療しながら動物の状態を見ながらゴールに向かって調節していく、それがアレルギーの治療です。
つまり、生涯に渡ってアプローチし続ける必要がある病気です。
勝手に薬をやめたり、
薬を飲まないと症状が出て治せないから
ヤブ医者扱いしたりするのは止めてください。
泣いちゃいますよ。
ま、殆どは説明不足だと思うんですけどね。
説明しても聞いてくれないことも多いのも事実ですが・・・
簡単にわかりやすく説明していく努力は続けていきたいと思います。
というわけで、アレルギー治療で悩んで病院を渡り歩いてしまっている人は、一度きちんと腰を据えて治療してください。
特に皮膚疾患は治療効果が出るのは2ヶ月かかると思ってください。
よく話し合って、信頼できる先生に出会えたら、少し我慢をして1・2ヶ月単位で治療を評価しましょう。
そのかわり、きちんと治療効果を評価しながら柔軟な治療をしてくれる先生を見つけてくださいね。
アレルギーは皮膚だけではありません。
特にワクチンアレルギーは普通に生活していて遭遇する可能性が高いかもしれません。
ワクチンという外的因子に対して免疫の過敏反応が生じてしまって有害な事象が起きてしまう。
言葉にすると難しいですね・・・
ワクチンを打った後に、なんか変だなと思ったらすぐに病院に相談しましょうね。
特に短時間で急激な変化を起こすアナフィラキシーショックは注意が必要なので、ワクチン接種後はすぐに急いで帰らないで、少しゆったり病院の側で過ごしましょう。
ああ、また話があっちにいったりこっちにいったりしてすみません。
本当にアレルギーは簡単な言葉なのにすっごく複雑なんです。
そんなわけで、今回だけで色々話すと混乱すると思うので、今回はコレくらいで・・・
どこまで深堀りするか悩ましいんですよね・・・
がんばりますね!