導入できませーーーーん!!

動物病院、無理でーーーーす!

 

でも、たとえば専門医の先生が契約している動物病院の症例を、

オンラインで相談できるサービスとかなら可能ですよね。

特に臨床現場からいろいろな理由で離れて今家で仕事をされていたりしている方が、

その能力を活かすのには良いシステムかも知れませんね。

完全に遠隔で動物に触れずに診察を行うのは、

まだ無理かなぁ・・・

これから先、テクノロジーが進化してきたら可能かもしれません。

個人的には、自分自身で診療診察をしていない動物に処方食や薬を出す行為は、

 

無責任だと思ってしまうので、今のところはやりません。

 

だって、そうやってAmazonとか楽天とかで適当に薬売ってる人間って、

何かあったときに一切責任取らないじゃないですか。

本来なら受診のチャンスで、

そこで重大な問題に気がつけた機会損失を産んでいる責任を取らないじゃないですか。

見た、診たこともない動物に命に関わる薬を売って、

お金を頂いて、責任を取らない。

そんなこと、恐ろしくてできません・・・

もちろん未来はわかりません。

たとえば、ドラえもんの世界のように、

箱に入ると全てのバイオサイン的な物を読み取ってデータ化して、

AIかなんかで病名を判断できるような未来が訪れれば・・・

あれ? これ、獣医師いらなくなりますね・・・

いやー、未来ってすごいですね!

 

私は動物を触れるこの獣医師という仕事が好きなので、

臨床の現場に居続けるんじゃないかなぁ……たぶん。

ヨーロッパでは自殺する割合が最も多い職業が獣医師だそうです。

その理由としては、目の前の動物を救えない無力感、があるそうです。

人間の医療従事者と比べて5倍『死』と向き合う数が多いという説もあります。

確かに、辛く、重いことも多いです。

それでも、実際に命に触れて、向き合って、

出来る限り良い生を過ごすお手伝いをして、

時には一緒に病気と戦うような、

そんな獣医師として生きていきたいなーと思います。

 

ではまた!