夏が終わりの気配を見せて、涼しくなりました。
過ごしやすくなって、
ペットにとってもいい季節が始まった!
って思いたいです。
いや、いい季節なんですけどね・・・
ただ、重い循環器、心臓の病気を持っているペットさんや、
泌尿器疾患常連さん。
腎臓に不安があるにゃんこさんなんかは、
落とし穴がある季節なんです。
夏、過酷な暑さに頑張ってくれたワンちゃん、
過ごしやすい季節になって、
ふっ・・・と力が抜けてしまい。
心臓も力が抜けてしまい、
ぐわっっと症状が出てしまったりするんです・・・
人間もありますよね、
気合で乗り越えた暑さ、
過ごしやすい季節になって気を抜いて、
風邪を引いてしまったり、
体調を壊してしまったり・・・
それと同じようなことが起きるんです。
これ、対策も残念ながら特に無いので、
体調を崩してしまったら、
一時的に薬を増やしたりして、
もとの調子を取り戻してもらうしかありません。
何事も起きないことが一番なんですが・・・
あと、過ごしやすくて、
楽しくなって運動量が急に増えちゃって、
ってパターンも有るので、
これは飼い主様がコントロールしてあげてください。
気持ちいいからって無理させすぎないで上げてくださいね。
涼しくなると、
飲水量が落ちます。
泌尿器常連さんは、
おしっこの量が減って濃くなって、
膀胱炎を発生しやすくなります。
いろんな工夫をして、
飲水量は確保するようにしてください。
腎臓に不安がある子も同様です。
これからは泌尿器、腎不全の子にはきつい時期になってきます。
寒さによって飲水が低下する。
体温を下げないために尿量を減らそうとする体の仕組み、
これらは泌尿器疾患や腎臓に対してはマイナスに働きます。
室温を一定以上に保ったり、
飲みやすい飲水環境を整えたり、
場合によってはフードからの摂取水分量を増やしたり、
頑張ってまいりましょう!
トイレ環境も、非常に重要です。
猫の頭数よりも多いトイレを、
いつも清潔なトイレを、
場合によっては機能性トイレより、
鉱類の砂を好む子も居ます。
広々としたトイレを好む子も居ます。
大変ですよね。
私も猫の奴隷なので環境を整えるのは苦労しています。
ひとりひとり答えが違うと思います。
かかりつけの先生と相談しながら、
水回りやトイレまわりを整えて行きましょう。
ではまた!!