自分が外傷中なのと、

焦る状況を考えて、これは焦る。

っていう状況、

出血についてお話します。

まずするべき3つの行動があります。

 

1.出血の場所を確かめる

2.出血の仕方を把握する

3.出血の量を確かめる

 

まず、出血の場所。

身体に傷があるのか、

鼻からの出血なのか、

口から出血しているのか、

おしっこに混じっているのか、

陰部から出ているのか、

お尻から出ているのか、

足の裏から出ているのか、

爪の根元から出ているのか、

例えば身体に傷があって、

その傷がとても小さいものならば、

清潔な物で押さえて止めていけば大丈夫かもしれません。

鼻からの出血や、口からの出血、陰部からの出血など、

出血部がしっかりと把握できない場合には、

出来る限り早くかかりつけの動物病院に行ったほうがいいと思います。

次に出血の状況を確かめましょう。

どくどくと拍動するような出血は、

もう大至急、大急ぎで病院へ走りましょう。

拍動はなくてもどんどんと大量の出血も同様です。

ジワーとにじみ出るような出血で、

しばらく患部を押さえていても出血が止まらない、

この場合も早く動物病院へ行きましょう。

少しかぶりますが、トータルの出血量が多い場合は、早く病院へ行きましょう。

家に帰ったら色んな所に出血が!

確かめてみてもどこから出血しているかわからない!

こういう場合はタオル等で身体を包み込んで病院へ連れていきましょう。

現在進行系で出血をしているならば、

到着までにタオルに付着するはずです。

そこから出血箇所を把握していきます。

 

出血する理由は様々です。

外傷、傷からの出血。

内蔵臓器からの出血。

血を止める働きが上手くいかなくなってしまって出血。

全てに言えることが、動物も血液を一定以上失えば死にます。

そして、人間よりも輸血という手段で失った血液を補うことが難しいです。

どの病院にもいつでも血液が余っているわけではありません。

出来る限り早く、

生命維持に問題が出るような出血量になる前に、

病院へと行きましょう!

 

血が出ると、非常にショッキングです。

パニックになってしまいそうになりますが、

そういうときほど落ち着いてください。

動物の意識を確かめて、

出血点、出血の状態、出血量を確かめる。

部屋の状態をささっとスマホで撮影して、

すぐに動物病院へ向かう。

パニックを起こしても、ペットのためにはなりません。

状況を把握して、

正しく情報を獣医師に伝えることで、

ペットの命を救えるのは飼い主様だけです。

緊急事態に、

何をすればいいのか、

事前にわかっていると落ち着くと思います。

冷静に、ペットを動物病院へ連れていけるように、

脳内シミュレーションをしてみましょう。

恐ろしい病気が隠れていることもありますが、

出来る限り早く、病院へ、そして正しい情報を、

よろしくおねがいします!!

 

追記:進行形の出血がある場合は、タオル等で軽く圧迫をしながら押さえて病院へ向かいましょう。

   根本をギュッと縛ったり、強く縛り上げたりしてはいけません。

   軽く圧を欠ける感じで抑える程度に縛ってください。

 

ではまた!!