昨日猫ちゃんにとっての布の話を書いていて、

これ、猫ちゃんだけじゃないな・・・って思いまして。

今日も布についてお話を書きます。

 

布、カバーだったり、タオルケットだったり、装飾だったり。

お家の中に普通にありますよね。

この布達は、

時にペットの健康に悪影響を及ぼします。

もちろん、事故ですから不運も重なって怒ることですが、

知っておくことでその不運を少なく出来たら、

ペットの健康にとっていいんではないかな? って思います。

 

1.誤飲

布をかじって遊んでいたら、ゴクリと飲んでしまった。

布がほぐれて繊維が出て、それを飲み込んでしまった。

たかが布と思っていたら、

痛い目を見ます。

繊維の糸は、紐状異物とも言われ、

特に猫さんに非常に危険な胃腸への損傷を起こします。

基本的に開腹手術で大規模な処置を行って取り除かなければいけません。

発見が遅れれば、死につながることもあります。

布自体がギュッと無理やり細い腸管に入り込んでしまえば、

腸閉塞を起こしたり、腸の粘膜を傷つけてしまったりします。

胃の内部であれば内視鏡などで取れたりしますが、

腸管にハマってしまえば開腹手術、腸へのダメージが大きければ、腸の切除をしなければいけないような、

大きな手術になります。

たかが布と侮るなかれです。

 

2.巻き付き

ソファーとかでくるまって遊んでいたら、

変なふうに身体に巻き付いてしまい、

落下して怪我をしたり、

腕などに絡みついて、

変な力がかかり、関節を痛めたり、

時に骨折をしてしまったり・・・

布の下にペットがいることに気が付かず、

踏んでしまったり・・・

足の細いワンちゃんは、驚くほど低い高さで骨折をしてしまったりします。

さらに、身体に巻き付いた布のせいで、正しい着地が出来なかったり、

思わぬ角度で力が入ったりすると、

容易に怪我をしてしまいます。

まさかそんなことで、

で、怪我につながることがあるので、

布が大好きで大興奮して振り回したり、

身体に巻きつけて遊ぶ子は、

例えば高い位置に布を置かないとか、

周囲にぶつかったり引っ掛けたりする可能性のあるものを置かないとか、

そういった配慮を行って、事故の発生を防ぎましょう!

 

3.不潔

布で遊ぶことが好きな子は、

布を噛み噛みします。

歯の健康を考えると、

布類を噛むことは高い歯磨き効果を期待ができ、

一概に悪いこととは言えません。

ただ、前述した通り、

誤飲には充分注意してください。

それと、

ペットの口腔内環境は、

お世辞にもいいとは言えません。

噛み噛みしたり、

ペットが遊んだ布類は、

想像以上に汚くなります。

それを放置しておくと、

思わぬバイキンの温床になったりして、

ペットはもちろんのこと、

人間の健康にも悪影響を及ぼすかもしれません。

出来る限り、

ペットに用いる布類は清潔に保ちましょう。

少し、余談ですが、

一部の残留しやすい柔軟剤は、

ペットの皮膚病や、

健康全般への影響が懸念されるので、

ペットの健康状態に異常がある場合は、

ペットが触れる可能性のある布類の洗濯に、

柔軟剤を使うのを止めてみるのも一つかもしれません。

 

身の回りに当たり前に存在する布類、

意外な危険性があることを知ってもらって、

正しく使っていきましょう!

 

ではまた!!