春になって予防をされる方も増えてきましたが、

ワクチン接種の時に、

気をつけていただきたいことについて書きたいと思います。

 

ワクチンは、健康な時に打ちましょう!

ワクチンは、発情など身体が特殊な状態にある時は避けましょう!

ワクチンは、接種した後に安静にできて様子を見られる時に打ちましょう!

 

当院でも午前中の接種、午後になる場合はできる限り診療時間の頭の方での接種をお勧めしています。

発情中や病気の治療中もワクチン接種の時期としては適していないと考えています。

ワクチン接種後は出来る限り安静にしてください。

おしっこやうんちのためにトコトコ歩く程度の散歩なら大丈夫ですが、

公園などに行って走り回ったりは避けてください。

ワクチンを打った直後に大量の食事とかも止めましょう。

ワクチンを打つ前に余裕を持った時間に食事をするか、

充分な時間を開けて食事をしましょう。

 

わくちんを打って、ごく短い時間に急激に変化が起きてしまった場合は、

すぐに病院へ行きましょう。

具体的には2時間以内くらい、

ぐったりしてしまう、

凄く吐く、

顔がパンパンに腫れる、

など、

明らかな変化が起きた場合は急いで病院へ、

特に強いアレルギーの症状として、

アナフィラキシーショックというものを起こすことがあります。

意識消失などの、非常に恐ろしい症状が急に出て、急変します。

これは、一刻を争うので、

電話で問い合わせとかする暇も惜しいので、

病院へ飛び込んで、

 

「ワクチンを打ってすぐに急にぐったりしました!」

 

と伝えましょう。

たぶんスタッフと獣医師がすぐに動物を抱えて処置にかかると思います。

 

数時間経過した後に、

急に吐いてしまったり、

落ち着きがなかったり、

少し顔が腫れてきたり、

そういった変化は一度病院へ連絡してみても良いかもしれません。

そのまま経過を見て、

悪化しないで良くなっていくのならお家で静かに過ごしてくださいとなることもあります。

 

ただ、

大事なことは、

変化に気がつくことです。

我慢強い子もいれば、

すぐに症状を出してくれる子もいます。

すべての子に同じ対応ができるわけではないので、

不安に思うことは、

ぜひかかりつけの動物病院へおたずねください。

電話で診ていない子の返答をすることは限界があります。

是非、かかりつけの動物病院へ行ってください。

ツイッターで大丈夫と言われたって、

何かあったらそれは安易に答える馬鹿のせいではありません。

あなたのせいです。

きちんと診察をしてもらって、

ちゃんと動物を見てもらってください。

 

ではまた!!