どんよりと暗い灰色の空、
空気もジメジメしており、
それでいて暑い・・・
まとわりつくような空気が気持ちを陰鬱とさせる。
一日の予定は詰まっているのに、
準備をする身体は重いし、
よし、やろう! って気持ちにもならない・・・
そんな梅雨の時期。
この空気感に気持を持ってかれてしまって体調まで落ち込んでしまう・・・
人間では気候病なんて言われたりしてるこの病態。
私もついこの間がっつりと影響を受けてしまいました。
ペットのお話に戻すと、
こういった気圧変動によって体調を崩すペットさんは実は多いです。
胃腸の調子を落とす子がいたり、
動きが悪くなって元気が無くなってしまったり、
神経的な影響と思われる症状を出したり、
あんまり、こうだ! って症状がないんです。
そして、これを使えば治ります! って治療法もしっかりとは存在しません。
基本的には対症療法で、深刻な病気に繋がっていかないように経過を見ながら、
ぶっちゃけ、天気が改善するのを待ちましょう。みたいな感じになります。
その子が一番問題になっているだろう問題を解決するのをお手伝いするような治療をしていきます。
そういうときは、飼い主様が、
「大丈夫、大丈夫」
と優しく寄り添って、それでいて頼れる存在でいてあげることが、こういった症状には大事です。
高温多湿な日本の気候は呼気、吐いている息で体温調整をする動物さんにとって少し厳しい形になります。
できれば室内は空調をしっかりと使ってさっぱり爽やかな温度湿度に整えてあげることが一番大事になると思います。
人間も、適切な空調の中で生活している方が、蓄積する熱による消耗を抑えられて快適に生活していけそうですよね。
昔はクーラーなんて軟弱だ! クーラーで体調を崩すってよく聞きましたが、
最近のクーラーって優しいですよね。
テクノロジーの進化でマイナス要因は少なくなってメリットが大きくなっているように思います。
うちは猫様のために夏も冬も24時間稼働になっています。
もう、テクノロジーの奴隷です。
空調のない空間に弱くなっているのは間違いないですね。
いつもの通り話はそれていきますが、
人間の洋服も機能性素材を利用してとっても快適になってきてますよね。
動物は基本的に洋服を必要としないですが、
最近ではスキンケアができるようになったりと、
時代の経過によっていろいろな考えが生まれてきて、
新たな方法が確立されていきます。
空調を使うというのも、時代の変化だと思って、
意固地にならずにしっかりと空調の支配下で生きてみませんか?
動物を熱中症にさせないためにも、
熱中症に至らないまでも、熱によって消耗して別の病気にならないためにも、
早い時期から空調をしっかりとコントロールして快適な生活を送ってください。
ではまた!!