世の中には様々な問題があります。
生きていれば、いろんな問題にぶつかりますよね。
悩んだり、苦しんだり、辛いこともたくさんあります。
問題が起きたとき、問題が立ちふさがった時に、
簡単に解決できれば、
どんなに素晴らしいでしょう。
問題に対して、確実な答えが存在すればどんなに楽か……
皆様に残念なお知らせがあります。
明確な答えがある問題は、
学生のテストの一部くらいしかありません!!
世の中の”問題”と言われるものは、
様々な要素が複雑に絡み合って、
一つの答えが絶対的な正解! なんてことはほとんどありません。
逆を言えば、
完全な誤りである場合も、少ないんです。
私はよく今の世の中、
あまりに多すぎる情報がありすぎるせいで、
迷うこと、選択することがとっても大変になってきているというお話をします。
私程度の若輩者でも、
振り返れば今よりももっと単純だった社会を懐かしめます。
正直な話、今の社会は非常に面倒くさいです。
気が付かないうちに大量の情報に囲まれて生きていくことになってしまいます。
自分の人生を歩んでいくのに必要もない、
他人の人生の情報を無理やり浴びせかけられてしまいます。
キラキラと輝いている風に見える人生を見せつけられて、
持つ必要もない劣等感を感じたり、
自分の人生において必要のない他者からの承認を求めてしまったり、
多くの人から「いいね!」をもらうために努力したり、
他人に褒められる、注目されるために自分の人生を消耗するはめになったりします。
正直、疲れますよね。
他人に注目されるためには、
人生を導いてくれるような強い言葉を発するようになります。
「〇〇をやれば成功する」
「稼いでいる人は〇〇をやっている」
「〇〇で人生が変わる」
単純な行動で、自分の人生が華やかなものになるというイメージで、
影響力()を得ようとする人は語ります。
中には有益なこともあるので、
一概にそれが悪いとはいいませんが、
複雑な問題を単純化させて話す人を盲信するのは危険です。
社会に存在する問題は、そんなに単純ではないのです。
私自身も、精神的にはあまり強い方ではありません。
メンタルを止むことが非常に多く、
それにつられて体調も崩しやすく、
昔はしょっちゅう発熱したりしながら仕事をしていました。
「今日は院長が熱を出しているので、可能であれば日を改めた方がいいです」
なんて張り紙を貼って仕事をしていました。
今ならアウトですね。
インフルエンザにもしょっちゅうかかってました。
流石に病院は閉めました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
悩んでいるとき、心が弱っているときは、
わかりやすい強い言葉に惹かれます。
いろんな事を考えなくていい、わかりやすい答えを求めます。
そして、自信をもってわかりやすい簡単な答えを提示してくれる人を、
神格化し、依存してしまいます。
私もそうでした。
今でもあの当時にその人に出会えたことは感謝しかありません。
どっぷりと浸かる前に、
自分の足で立って歩くことを選びましたが、
今の私がいるためには、
そういったインフルエンサーというか、
強い人との出会いが必要だった、と消化しています。
ただ、危険でしたね。
もし私が、自分の足で立って、自分の頭で考えることを選択せず、
その人の言うことを信じて、
自分の人生を歩むことをやめていたら、
今頃どっぷりと他人の人生を歩んでいたと思います。
セミナーや講座に入り浸って、
その人のためになることを行うことに生きがいを見出していたと思います。
それも一つの生き方だと思うので、否定はしませんが。
辛くとも自分の足で歩いて、自分の頭で考えることを選んだ自分のことは褒めてあげたいです。
いつものことですが、
何をいいたいのかわからなくなってきました。
社会は複雑です。
簡単ではありません。
問題は千差万別で、
簡単な答えはありません。
答えっぽいことはあります。
答えっぽいことを自信満々で語る人に依存しすぎないようにしましょう。
その答えっぽいものは、
貴方の問題の答えではありません。
問題には様々な要素があります。
全部これでいい、
この問題にはこうすればいい。
もし、自信満々でそう決めつけている人に憧れ始めていたら、
一歩引いて、世の中の問題の複雑な面と向き合いましょう。
きついですけどね。
でも、頭を使うのは楽しいですよ。
疲れているときは無理しないでくださいね。
普通に生きているだけでも情報が多すぎて疲れちゃう現代社会ですから。
貴方が弱いわけではありません。
強いふりしている人も、
みんな不安から必死で逃げているんです。
弱さを見せたら負ける。そういう固定観念に囚われているから、強い言葉を使うんです。
貴方を支配しようとしている人の、
強い言葉は、
弱い自分を守ろうとしているんだって思いましょう。
他人に自分の人生を預けないようにしましょう。
自分の人生と向き合って、一歩一歩進んでいきましょう。
ではまた!!