自戒も込めてもやもやした考えをアウトプットして顧みたいと思います。

 

自分の考えてもいないことを他人から指摘されることってありますよね。

そんなことは思っていない! と言っても、相手は全く引きません。

思っても居ないことを思ってると言われても、あんたに俺の考えはわからんだろ?

俺の考えがわかるのは俺だけで、お前が間違っている!

と、憤ります。

不思議と、そういうの意固地になりますよね。

相手の考えを勝手に代弁する方も、

本人が違うと言っているのに、

何故か引きません。

たぶんこういった事柄に関連するは、

以前にも紹介した

認知的不協和理論ですね。

簡単に言えば、

自分の考えと異なることが起きた時に生じる不快感。

この不快感のために、要は自分のために事実を歪めてしまうような行動を起こしてしまうんですね。

こういった行動を取りやすい状況が、

その物事に対して、苦労した場合。

その間違いによって恥をかく場合。

その問題を認めると失うものがある場合。

これらの条件があると、認知的不協和の罠にハマってしまいます。

一般的には自尊心が高い、プライドが高い人間がよく陥ると言われています。

それと、この間読んだ物に、

自己奉仕バイアスというものがのっていました。

成功したときは自分の努力や能力のおかげ、失敗したときは自分の努力や能力に関連のない外的な要因の性と思い込む心理バイアスだそうです。

私の大好きなダニングクルーガー効果もこのバイアスと似ているそうです。

能力のない人間ほど、自分を大層な人間だと思いたがる。

なるほど、そうかも知れませんね。

 

タイトルは相手の思考としましたが、

基本的には、自分以外の問題を自分を基準で考えない方が良いということですね。

客観的な視点。

長期的な視点。

多角的な視点。

物事を考えるときには、

様々なバイアスをかけてしまうことを知って、

その上で出来る限り自分を基準にせずに、

例えばデータなど、客観性の有る根拠から思考して結論を導き出す。

そういったことを意識していないと、

この思考の落とし穴に落ちてしまうのではないかと思います。

特に、自分が正しい。と思っていたり、

自分に正義が有る。と思っていたりする状況では、

本当に気をつけなければいけないと思います。

私自身は非常に未熟な人間なので、

事あるごとにそういった思考の落とし穴を確認し、

思いを向けていなければ、

鶏のごとく数歩歩いたら忘れしまいます。

何度も何度も考え、心に刻まないといけません。

私自身の仕事でも、注意しています。

コレで間違っていない、という思考からスタートしてしまいそうになること、多いです。

自分の感想から思考を開始するのではなく、

客観的な事実ベースで正しい評価をしなければ、

ミスをしてしまいますし、

ミスに気がつけません。

改めて、気をつけたいと思います。

 

皆様も、ぜひ、思考の落とし穴には気をつけてください。

自分が正しい、自分だけが本当の事実に気がついている、自分が正義だ。

そんな風にお考えになったとき、

貴方の足元には大きく深い落とし穴が口を開けて貴方が落ちてくるのを待っています。

落とし穴にハマって謝った考えを振り回していないか、

客観的な視点で自分自身を顧みてみましょう。

私も、気をつけます。

 

ではまた!!