私は獣医師です。
動物の医療に携わる仕事をさせていただいております。
それなりの年数仕事をしてきて、
動物の健康というもの、病気というものは、
様々な要素が折り重なって出来上がっているなと強く感じています。
一点病気が在るから不健康になるわけではなく、
生活の中の様々要因の積み重ねであり、
健康というものは多岐にわたる要素が折り重なって維持しているものなんだな、
そう強く感じています。
病気を見る時に、問題のある臓器だけにフォーカスし、
それだけを治すような治療方法にとらわれると、
全体としての問題を見落としてしまうことがあったり、
根本的な問題によって引き起こされた各問題に、
場当たり的な解決を与えてしまい、
結果として長い時間病気への暴露を許し、
消耗させてしまうような事態は防がなければいけません。
根本的な日常の過ごし方などは丁寧にお話を聞かないと、
なかなか詳しく知ることが難しいです。
診療時間という限られた時間の中で、
全ての生活環境を伺うのは不可能ですからね。
どこまで聞けるのか、どこまで聞く必要が有るのか、
とっても難しい問題ですね。
それでも、日常の生活の質を上げてあげることで、
動物の健康の底上げをするのは、
いわゆる動物のお医者さんである町医者の大切な仕事だとも感じています。
こういった動物の健康に関するブログ等も、
正直乱立し過ぎかな? とも思わなくありませんが、
そういった日常生活の質の向上につながっていると思います。
Youtubeで発信される獣医師の先生もぐっと増えましたからね。
もちろん、情報というものが多くなると、
情報の真偽や、質が様々な物になってきます。
私も獣医師ですが、
獣医師監修という形のタイトルがついた記事があると、
全てが正しい。
と、思ってしまいますが、
書いている獣医師をよーく見てみると、
とんでもないことを主張していることもあります。
獣医師が言っているからと盲信してしまうと、
場合によっては動物の健康を害してしまったり、
飼い主様の大切な時間とお金を失ってしまうこともあります。
そこの見極めは非常に難しいですが、
最もわかりやすいのは、
他社の否定、批判を強い言葉で行っている情報は、
間違っている可能性が高いです。
あとは、やっぱり言葉が汚いと、察しますね。
大きな声を出せば意見が通る、
これはもう、暴力的な考えです。
距離をとったほうがいいです。
文章という相手に伝えるため、
相手のために存在するもので、
汚い言葉や極端に強い言葉を使いすぎるのは、
ただ自分の言葉を相手に押し付けるだけの、
自分勝手な手法です。
何の話だ?って感じでずれていきましたが。
毎日の積み重ねが動物の、そして自分自身の健康を作り上げています。
病気はそういったもののひずみや歪みが表現されているのだと思うので、
できる限り毎日の生活を整えていきましょう。
食事、睡眠、排泄。
動物の最も根本的な大本を見直してみると、
動物にとって質の高い生活を提供することができると思います。
そして、日々のケア。
コレに関してはしばらく連続してブログ書きますね!
お待ち下さい!
もうすぐ年末、
ここで一度考えてみませんか?
めっちゃ自分に訴えています。
気をつけます!!
ご不明な点は、かかりつけの動物病院で是非気軽に聞いてみてください。
ではまた!!