おはようございます。こんにちは。こんばんは。

もう11月も終わろうとしているのに、

もうすぐ一年の最期の月になろうとしているのに、

妙に温かい11月24日です。

明日明後日は急激に冷え込むらしく、

体調管理が大変だなと思います。

社会がマスクをするようになって、

病弱だった私が、

全く風邪も引かなくなり、

月に一度は熱を出していたイメージだったんですが、

本当に助かっています。

 

さて、今回の内容は、

情報についてです。

特にインターネット上の情報の取り扱いについて話します。

大事なことを3つ言います。

 

1.広告の中の情報の信憑性は非常に低い

2.経験談はあくまでその人のケースに過ぎない

3.専門家でもトンデモな人はいる。

 (そもそも、その肩書は本当ですか?)

 

4つじゃん。

まぁ、わかりますよね。

1つ目は、広告だもん。に尽きますよね。

うちの商品こんなやばいんですよ、こんなとこが悪いんですよ!

なんて広告作る人いませんから。

いいことしか書きません。

広告は見る人に行動変容を起こさせて商品を買わせるためにパターン化されています。

さらに、

広告の中に、

他者を落とすような表現が入っている商品はさらに信憑性が下がります。

自分の商品に自信があるのなら、

他人を下げる必要なんて有りません。

自分の良さを提示すればいいだけです。

獣医師が何人いいと言った、獣医師の何%が効果を認めたとかのデータは

なーーーんの意味もありません。

もし、きちんと統計的なデータを取って効果が出たら、

嬉々として論文化し発表します。

だって、そうすれば物凄く後押しになりますから、

多分獣医師の方々もバンバン使います。

よくわからんアンケートなんてしません。

どうとでもできるし。

()使って、当社に所属する獣医師に聞きました。って書いてあれば良心的、

ほんとにその獣医師存在するの? ってのまであります。

あと、獣医師と共同開発の写真の人がいろんな他者のとこに同じ写真使われていたり。

あれ、案件ですから。

名前使わせてもらえれば報酬がもらえたりします。

ちゃんとしてるのもありますが、

その程度の物もたくさんありますから。

あれ、この人またみたな?みたいなこと有りません?

同じ理由で有名人も意味ないです。

仕事です。

ここらへんはもう皆さんわかってきてますよね?

たまーに、本当にしっかりとした商品も有るのですが、

それなりに効果が出るものが有ると、

獣医さん同士で噂になって広まってみんな使い始めます。

そう、みんな、動物が幸せになるものだったら、使うんですよ。

もちろん、今の御時世極端に動物が不幸になるものは少ない気がします。

毒にも薬にもならない用な物はあるかもしれませんけど、

使ってみて、自分で納得したら、それでいいのかもしれませんが、

極端にお金を使いすぎないように気をつけてくださいね。

本当に効果的で良いものは、獣医師も探しているので、使用しています。

 

1つ目から熱くなってしまった・・・

2つ目、ネットで相談するとよく集まるのが、

「私はこれで良くなった」

というコメントです。

これ、悪意はなく、善意からのコメントです。

ただ、

あくまでもその方の動物のケースの場合に効果があったように

その方が感じた。ということにしか過ぎません。

その方法が本当に効くことの理由にはならないのです。

ただ、こういう情報のいい使い方は存在して、

多くの声を集めてみて、

同じような症状に、

同じことをやって、

効果が出ているという報告が多いものを探す。

という方法です。

これは、

症例数を増やして、

有効な治療方法を探る可能性がある手段になります。

たくさんの声を集めて、

非常に少数な意見は、

多くの人には適応しない可能性があります。

ただ、

本当に一件一件様々な要素が絡み合った複雑な要因がありますから、

珍しい方法がドンピシャに嵌ることも有りえます。

私は、いつも繰り返しになりますが、

インターネットの情報より、

眼の前で動物を診てくれるかかりつけの動物病院の獣医師か、

場合によってはセカンドオピニオン、

少なくとも動物を診察した獣医師の声を信用してほしいと思います。

ネット上の素人さんの思い込みを真に受けて、

標準的な治療から離れてしまうと、不幸になるのは動物と飼い主様です。

ネットの声は何も責任を取ってくれません。

責任を持って診察をしてくれている獣医師に疑問はぶつけてください。

疑問に向き合わないような獣医師であれば、セカンドオピニオンを考えてください。

ただ、獣医師の時間が無限ではないことも、ちょっとだけ考えていただけるた嬉しいです。

 

3つ目

特に最近はコロナというリトマス紙で明らかになりましたよね。

お医者様であっても、本当に色々な考え方をする人間がいるということが

はっきりとあぶり出されました。

テレビを見てると、

視聴率のために、

目立った、他とは異なる変わった事を言う人間を重宝し、

とんでもないことを平気に公共の電波に乗せて、

視聴者を、社会を混乱させても、何の責任も取らなければ、

明らかな間違いが有っても、謝罪ひとつしません。

トンデモ医師はどんどん頑固になって完全にカルト宗教化していき、

もう、人間としてもおかしな方向に突き進んでいる姿をいくつもみましたよね?

そう、専門家だって、変な人間はいます。

そして、変な人間の声は、でかいんです。迷惑なことに。

多くのデータを積み上げて作られてきた標準的な治療というのは、

本当に強いんです。

波動を当てたり、レイキをかけたり、水を飲ませるよりも、

多くの人を救ってきたんです。

そして、そのデータを形にして後世に残してきたからこそ、

多くの人がそれを学んで、さらに多くの人を救ってきたんです。

それが、人間の知恵の集合体。科学なんです。

今、反科学主義者、反知性主義者的な存在の声がインターネットというものの性で

多く耳に入るようになってしまいました。

前にも言いましたが、

おかしい人達の声って、大きいんですよね。

普通の人って、普通なことを叫んだりしないじゃないですか。

そういうことなんですよ。

これ、宗教と同じで、洗脳的な手法を使っていたりして、

一度嵌ると抜け出すことが非常に難しいから、

本当に大切な人でなければ、

もう距離を取るしか有りません。

どうか、ご自身と、ご自身の大切な人、ペット、ご家族だけを守ってあげてくださいね。

それと、ネット上の自称専門家は、本当に専門家か全くわかりませんからね。

ネットの肩書なんかで判断しちゃ危険ですよ。

いくらでも自分で粉飾できますから。

 

ずいぶんと多くの人がわかってきてますよね。

今まで正しいと思っていた新聞やテレビだって、

平気で間違ったことを発信しているんだってこと、

インターネットは、さらに、多様な情報が存在しており、

正誤入り混じっております。

情報の海に飲まれて、勝手に苦しんだりしないように、

少なくとも動物の医療に関しては、

私は一つのことを言い続けていきます。

なにか不安があれば、

動物病院へ相談、来院してください。

あなたの目の前で、動物と向き合って、

一生懸命診察してくれている、

かかりつけの動物病院の獣医師を信じてください。

不審に思うならネットに答えを求めずに、

セカンドオピニオンで、

しっかりと動物を見てくれる獣医師のことを見てください。

その声を聞いてください。

動物の医療は獣医師の専有業務であり、

獣医師以外には出来ませんから。

飼い主様と、大切なペットが幸せになることを心から祈っております。

 

ではまた!!