学会に参加すると、猛烈に疲れますが、なにかエネルギーを注ぎ込まれたような気持ちになります。
今回の学会で得た話からいろいろと気がつけたことがあるのでそれをシェアしたいと思います。
勉強とかをした後は必ずアウトプットをしないと身につかないと言われています。
インプット、例えば本を読んだり講義を聞いた話って・・・すぐに忘れてしまうのです・・・
自分の中に落とし込んで、例えば文章にしたり、誰かに伝えたり、実際に行動してみたりというアウトプットをしないと綺麗さっぱり忘れてしまうのです・・・
と、言うわけで自分の中で落とし込んで外に出していきたいと思います。
まずはじめに、皆さんに謝らないといけません。
私、ワンちゃんもネコちゃんも、物凄く積極的に予防を勧めていませんでした。
本当に申し訳ございません。
これからはワンちゃんの4つの予防
1.狂犬病
2.混合ワクチン
3.フィラリア予防
4.ノミ・ダニ予防
ネコちゃんは3つの予防
1.混合ワクチン
2.フィラリア予防
3.ノミ・ダニ予防
これらの予防を、今後は強く強く推進いたします!
改めて予防の大切さ、そして予防できる病気の怖さを知れました。
もっと皆さんに予防できる病気を未然に防いでもらいたい。という純粋な思いなんですが、世の中の人はこう考えるかも知れません。
「どうしたんだ急に、
そうかネットで見たぞ、
予防はぼったくりだから
金に命を売ったんだな」
金に命を売っていませんが、大きく否定もしません。だって、お金を稼ぐことはうちの病院に来る患者さんのために絶対に必要なことですから。
設備を整えたり、人を増やしてサービスを拡充したり、薬を買ったり、水道電気代を払ったり、何をするにもお金はかかります。
それに、安いものを高く売るのは商売の基本です。どこでも行われている当たり前の経済活動です。
不思議ですよね。ほんとにこの点に文句を言う人って後を絶たないですよね。
ご自身の給与はどうやって発生しているのだろう?って不思議に思います。
安く仕入れたものに付加価値をつけて高く売って、中には特に付加価値もつけずに高く売るときだってありますが、その差額が利益になります。
利益がなければ120%商売は成り立ちません。
それに、予防で儲けるなんてもう過去の話ですよ。
今じゃ何が入ってるのかわかりませんが何の責任もなく海外の薬をばらまくアホとか普通にいますからね。
予防だけを車に乗ってブーンってどっかに集めてやるような輩もいますからね。
予防しなくたって治す薬があるんだから予防しなくていいなんていう〇〇〇〇は害悪でしか無いので論外です。
個人的にはどんな手段であれ予防が広がるのは良いことだと思っています、が・・・
もしも貴方が自分のペットが大切で、そして病気になった時にきちんとした治療を受けたいのであれば、ぜひかかりつけでしっかりと予防をしてください。
貴方がしっかりと病院に通って予防を行うことで、病院は収入を経てより良い設備を整えたり、勉強会に参加することが出来るのです。
そして、元気なときの姿を診せていただけることで、異常な時に気がつけるのです。
かかりつけを作りましょう。
それが貴方の大切なペットを守ることになります。
その安さにつられて行った予防は、本当にペットのためになっているのか、もう一度考えてください。
その薬を売った人、ワクチンだけ打つ人は、その大切なペットのことちゃんと診ていますか? 一度問いかけてください。
どちらが命を金に売っていますかね?
さて、黒いモードはこれくらいにしておきましょう。
健康な時に診ているって本当に大事だなーってのも今回の勉強会で学びました。
病気の手前で介入するというのは人の医療でも重要視されている考え方です。
私が言っている毎日ペットの写真や動画を撮ろう!っていうのもそういった狙いがあります。
もちろん兆候もなく急になる病気や怪我もたくさんあります。
それは仕方がないと思います。そういった病気には全力を持って当たってまいります!
でも、兆候がある病気も大量にあります。
それをすくい上げることはペットとの生活に置いて非常に有益だと思います。
出来る限り辛く苦しい病気の状態に陥る前に救ってあげる。そんな獣医療を行っていきたいし、広めたいと考えています!
早め早めに病期の進行の時間軸を想像してアプローチして重篤な状態にしない健康管理をすることで結局、健康な時間を長く出来ますし、費用だって安く済ませることが出来る。
Win&Winな考え方になっています!
このブログを読んだペットを飼われているすべての人が、病気になる前から楽しんで病院へ行けるようになることを祈っております!