質の良い睡眠を取らないと、疲労って抜けませんよね。

睡眠は一日の中で多くの時間を行っており、その睡眠の質は人生において多くの影響を与えることは間違いありません。

私は、残念ながら睡眠の質が悪いです。

睡眠時無呼吸症候群、中途覚醒あたりを持っています。

治療したいのですが・・・なにぶん自分の時間が取れなくて・・・

 

睡眠の質は動物さんにとっても非常に重要です。

最近では寝具の質が動物の睡眠にも影響があるという可能性も示唆されています。

まだ論文レベルでは無いみたいですが、日常生活の活発さが上昇したり、食欲や排便排尿が安定したりとプラスの効果が出ることが期待されています。

普通に考えればありそうですよね。

寝る場所のクッション性とか、シーツやカバーの質とか、人間と同じようにこだわってみれば何か変わるのかも知れませんね。

当院で扱っている寝具はどちらかと言うとご老犬の介護の際に役に立つ物を置いていますが、この寝具がもしかしたら健常なペットさんにもいいかも知れないです。

ワンちゃんは比較的寝具を置くと使ってくれますが、ネコちゃんだとなぜか寝具の入っていたダンボールの方に寝ていたり、なかなかうまく行きませんよね。

おもちゃとかも包装紙に夢中になったり、そんなところがネコちゃんの魅力でもあります。

 

ペットが寝ているときって不思議な動きをしたりしますよね、ピクンピクンと動いたり、唸っていたり、たぶんペットも夢を見るのでしょう。

いびきをかいているとかは病気の可能性もあるので注意が必要だったりもします。

とくにパグやフレンチブルドックなどの顔がぺちゃっとした短頭種のワンちゃんは鼻の穴が異常に狭かったり、喉の奥の粘膜が過剰に垂れ下がっていたりする短頭種症候群と呼ばれる病気を持っていることがとても多いです。

夏などただ普通に呼吸しているだけでぐんぐんと体温が上がってしまったりして怖いんです。

ただ対策が外科手術になります。鼻翼拡張術と軟口蓋の下垂部を切除することが一般的に行われます。

場合によっては避妊手術や去勢手術時に同時に行うこともございますので、ご不明な点が有ればかかりつけの獣医師にご相談してみてください。

 

この間マツコ・デラックスさんの番組を見たら6時間以下の睡眠は徹夜と同じくらいの集中力しか発揮できないと聞いて衝撃を受けましたね。

どうしても分割睡眠みたいになってしまうので、トータルで6時間確保できているかなぁ・・・

その昔夜間の電話を転送して携帯電話で受けていた時期は、幻聴で電話の音が常になっているようになってしまったり、夜中に何度も電話の音がしたような気がして起きるということがしょっちゅうでした。

結局2日続けて夜中に診療と関係のないこんな時間にかける必要の全く無い電話が続いた時に、辞めることを決意しました。

 

一般的に夜間診療を行うためには5名の獣医師がいなければ労働基準法を守れないです。

もしくは院長が肉体と精神を犠牲にするしかありません。

私には無理でした。

一人でやっているので、普通なら無理って分かるはずなんですが、頑張って時期がありました。

生活はめちゃくちゃになりましたね。

一番の問題は昼の仕事のクオリティが下がることです。

もちろん現在でも時間内にお預かりした子が夜間も監視が必要な場合には病院に泊まり込んだりしますが、ずーっと診ているわけでありません。

2時間ぐらいでタイマーをかけて様子を診てチェックして落ち着いていたらまた仮眠を取る。

そして、朝になったら通常の診療が待っています。

3日ぐらいならなんとかなりますし、3日してまだ夜間も診なければならないような状態だと、かなり厳しいですよね・・・

それでも病気は待ってくれませんから、その状態で別の状態の悪い子が入院ということになれば、限界を突破して踏ん張るしかありません。

今の世の中獣医師一人で診療している病院が40%程らしいですが、獣医師一人の病院の中身はこんな感じで院長が無茶をしています。

もちろん獣医師を増やせば負担も減りますが、人件費、性格、能力、相性といろいろな問題が立ちふさがります。

うまくいかないんですよね・・・

 

と、完全に院長のつぶやきというかボヤキになってしまいました。

いずれは素敵な獣医師の先生と一緒に働けるようになるといいなと思っています。

そのほうが飼い主様にとっても良いサービスを提供できるようになりますし、私の家族との時間も・・・(トオイメ

 

さて、睡眠の話からだいぶそれましたが。

睡眠は大事です!

寝具のお問い合わせはお気軽に病院までおたずねください。