水。

生命が生きていく上で非常に重要で、生きていれば大量に取り続けるものです。

だからこそ、ちょっと気を使いましょう。

当院では病院でお預かりする子に与える水分は全て

これでろ過しています。

待合室に置いてあるウォーターサーバーを使っていたこともあるのですが、冷たすぎるのと手間が・・・

なので今はこの方式に落ち着きました。

日本の上水道は素晴らしいと思っておりますが、もうひと手間を加えております。

毎日飲むものなのでほんとに僅かなものでも積もり積もればもしかしたら影響あるかもなー、とそれくらいの意識です。

我が家でも病院の猫でもこれが好きな猫さんが多いですね。

ワンちゃんでも好きな子いますよね。

水が湧き出るように循環してフィルターを通してろ過してくれます。

アクアリウム系のメーカーさんが出してますよねJEXさんとか、昔アクアリウムをよくやっていたので見慣れたメーカーさんでなんか嬉しかったことを覚えています。

今は猫だらけなのでアクアリウムはやっていませんが、やりたくてウズウズはしています。

一度でいいからネオンテトラの群泳水槽を作りたい・・・

 

話をもどしましょう。

特に猫さんは高齢になると腎不全を起こすことが多くなります。

飲水量が増えておしっこが増えます。

個人的に猫さんは日常生活からなるべく水分を多くとってくれていたほうがいいと思っています。

ウェットフードにして食事から水分を取るか、ドライフード+飲水という形がほとんどだと思います。

ねこさんって変なところの水好きですよね。流しに溜まったやつとか風呂のお水とか、流れるタイプのお水は猫さんの琴線に触れるのか興味を持つ猫さんが多いような気がします。

少し調べるだけでもこんなに商品が出てくるのでそれだけ関心が高いんだなぁと思います。

水飲み場はいくつかの場所に作ってあげて好みの水飲み場を作っていくのもいいですね、特に多頭飼育の場合。

これらの循環式は定期的に器具の清掃とフィルター交換が必要になるので少し手間がかかるのが難点ですが、美味しそうに水を飲んでくれていると手入れのしがいがあるなぁと感じます。

 

人間で今もまだ少し流行っている。

実はペット業界でも結構長い歴史で水素水が売られています。

未だに販売されていますね。

効果は書きませんが、未だに売られていますね。うちは扱っていません。

終わり。

 

飲水量のお話で大事なお話をしましょう。

未避妊の動物、特に高齢の場合、飲水量が増えたら結構問題になることが多いので早めに病院へ行きましょう。

熱っぽかったりしていたらさらに急いで行きましょうね。

子宮蓄膿症でもっとも早く気がつけるサインは、急に水を飲むようになった。です。

感染症なので発熱して飲水が増えたり、体の異常を感じて飲水量が増えるんでしょうね。

 

膀胱炎になりやすい子は飲水が普段から少ない子が多い傾向がある気がします。

やっぱりよく飲んでよく出していると膀胱内にとどまる時間が短くなって、いつも新鮮な尿に入れ替わるので感染が成立したり尿石が発生しづらくなるんでしょうね。

そのあたりは人間と同じように考えていいと思います。

残念ながらペットはビールをたくさん飲んで尿量を増やすことは難しいので、いろいろと工夫して飲水量を増やしてあげましょう!

 

飲水量の急激な、突然の変化はなにか体の中で変化が起きたサインになります。

出来る限りその変化に早く気がついて早めの対処をすることで重い病気へと繋げないようにしましょう!

ペットの最も身近なかかりつけ医は飼い主の皆様です。

おかしいなと感じたら出来る限り早く獣医師に相談して動物を診せるようにしてあげてください!