前回の第7回で最初のまとめ的なお話をしました。
結局7回のブログを通して伝えたかったことは、話をする上で大事なのは、内容やテクニックではなくて、その根底のマインドであるということです。
マインドというのは言葉というプレゼントを相手に届けるという心の矢印のことになります。
相手の関心に関心を持って、言葉というプレゼントを、相手が受け取りやすい状況を丁寧に作って渡す。
どんなときでも相手に矢印を向けて生きていくということがマインドを鍛えるという生き方ですね。
これを実行するのかどうかは大変かもしれませんが、こういう考え方があるんだという事を知っただけで、話し方というものは変わってくる物です。
こんな話、話し方って学んできませんでしたよねー・・・
ほんの少しのことと、日々の積み重ねなんですよねー。
このマインドがないと・・・時事ネタですが、どっかの社長さんのような話になってしまうんですよね。
あの会見は内容もテクニックも無いんですけども、なによりもマインドがないからめっちゃ白けるんですよね・・・
ロンドンブーツ1号2号の亮さんの会話は、テクニックなんか無くても心にぐっと来ましたよね? あれは心が、マインドが話していることとつながっていたからなんです。
社長の会見を見ると、やはり話すことって非常に大事だということを改めて認識しました。
話すこと、スピーチって非常に過剰評価されるんですよ。どういうことかといいますと、あの会見見てあの社長に対してどういう感想を持ちましたか?
あの社長、スポーツが出来なかったらスポーツが出来ないという評価だけです。
しかし、スピーチが下手だと、全ての能力、少なくとも仕事は出来なそうだ。という評価になってしまうのです。
怖いですよね。
でも大丈夫です。上手く話すこと禁止にして自分の思ったことを素直に表現する。
毎日ペットに他人を褒める練習をしていた皆さんなら、もう変わっています。
素晴らしい感動するような内容、コンテンツがなくても・・・
全身を使うような、声の強弱、高低差を盛んに盛り入れたテクニックがなくても・・・
きちんと話しというプレゼントを相手に丁寧に贈ろう。
というマインドがしっかりと育っていれば、
貴方のスピーチは相手に伝わります。
今回は少し実践的なお話をさせていただきます。
マインドを鍛えたって、スピーチはやっぱり難しいよ・・・
っていう人に一つのテクニックを教えちゃいます。
それが、3点スピーチ法です。
多分、日常的にもよく耳にしているんじゃないですかね?
「私がこの本をおすすめする理由は3つあります」
「皆さんにこの布団乾燥機を進める理由は3つあります」
「今日は皆さんに伝えたいことが3つあります」
こんな感じで、話を3つに絞るやり方です。
話の構成としては、
導入
↓
1つめの話
↓
2つめの話
↓
3つめの話
↓
まとめ
これだけです。簡単ですよね。
こんなに簡単な作りなんですが、話す方は構成しやすいですし、聞く方はとっても聞きやすいんです。
コツとしては3つの話の形を整える。例えば・・・
このカレーの美味しさの秘密は3つあります。
1つ目は香りがいいこと。
2つ目はゴロッとしたお肉が美味しいこと。
3つ目はカレーを食べたという満足感が得られること。
以上の3つの点で私はこのカレーをお勧めします!
こんな感じで、全てを「こと。」という言葉でまとめてあげると文章がきれいになります。
3つであることは重要で、4つでも2つでもダメです。例外は1つです。
今日は皆さんにたったひとつだけ伝えたいことがあります!!
これはOKです。
でも、できれば3つがいいです。3つは魔法の数字なんです。
何かを人に伝えたいときにキーワードを3つ探してそれを中心に話をしてみましょう。
驚くほど伝わりやすいスピーチになります。
もう一つ意識してほしい場所があります。
話の重さ? 深さは1<2<3 にしてください。
自分が今回の話で伝えたいことは3つあります。
1.3点スピーチ法は便利!
2.スピーチは過剰評価!
3.スピーチで最も大事なことはマインド!
以上のことを伝えたいです!
コレならいいですが、
自分が今回の話で伝えたいことは3つあります。
1.スピーチで最も大事なことはマインド!
2.スピーチは過剰評価!
3.3点スピーチ法は便利!
以上のことを伝えたいです!
これだと、一番伝えたいことが変な感じになりますよね。
上手く話すためにはとにかく練習、場数です。
3点スピーチを目についてたいろいろなものを使って練習してみましょう。
話し方だけじゃなくて文章にも使えます。
私もブログで三点方式よく使っています。
ブログは私にとってとても有益なアウトプットの場です。
本当に皆様に読んでもらえて嬉しいです。ありがとうございます!