少し久しぶりになった話し方のブログを書きたいと思います。
毎回言っていますが、話し方に一番大事なのは内容やテクニックではなくてマインドです。
マインドは日々の生き方で育っていきます。
相手に言葉というプレゼントを送ることが出来るマインドを育てるために日々をかっこよく生きていきましょう。
今回は前回の三点方式のスピーチについて話しましたが、またテクニックの話をします。
マインドあってのテクニックですからね。忘れないでくださいね。
でも、型があるととても話しやすくなるのでその型を知っていると、
急にスピーチをお願いされたりした時に慌てなくて済むようになります。
第二の型:エピソードタイプスピーチ
話の流れとしては・・・
序盤:状況を説明する
中盤:出来事を説明する
終盤:それをみて思ったことや気付きを説明する
以上です。
単純ですよね。型は単純じゃないととっさの時に使えませんからね。
三点スピーチもそうですよね。
例えばこんな感じです。
この間、友人と居酒屋に行ったんですよ。 (状況)
ビールが来ておつまみ出てきたんで、いつものように手を合わせて「いただきま~す」と言って、とりあえずキンキンに冷えたビールをグビーっと飲んだんですよ。
そしておつまみにホカホカの卵焼き、中に明太子が入っていて凄く旨くて、思わず「うまーい!」って言っちゃたんですよ。
そうしたら友人が、「お前は本当にうまそうに物を食べるから、なんかこっちまで楽しくなるよ」って言ってくれたんです。 (出来事)
その言葉がすごく嬉しくて、やっぱりこれからもいただきますと美味しいは積極的に言っていこうって思ったんです。 (思い・気付き)
・・・上手い例えを出せないのが自分の実力不足・・・
文章にすると更に伝わりにくいんですよね。
話す言葉と文章っていうのはテクニックが異なるので・・・(言い訳)
さて、このエピソードタイプにはコツがあります。
状況や出来事を具体的に話を聞く人が思い浮かべやすくなるように、できれば入れたほうがいいコツです。
1.台詞を入れる
2.擬音語を混ぜる
3.登場人物をはっきりさせる
台詞が入るとそこで芝居を入れて当時の状況を再現しやすくなります。
それとライブ感が生まれます。
擬音語を入れるのもそうですね、例で言えばビールを飲んだ時の音を真似てみたりすると雰囲気がより伝わります。
登場人物がわちゃわちゃと大人数にすると話がわかりにくくなるので、中心になる人をしっかりと描くイメージで話すといいです。
あまりいろんなことを詰め込むと話しがわかりにくくなるので、そこにも注意が必要ですね。
単純な方が伝えたいことは伝わりやすいです。
もちろん話し方がめちゃくちゃ上手ければ壮大な物語も作れるんですけどね・・・
そんなに話せたら話し方のブログなんて書いてないですよね、読みませんよね。
でも、上手く話したいって思うだけでもとっても素敵なことですよね。
自分の思いを人に伝えたいって、人間にとって原初の想い、願いなんだと思います。
だから話すことが苦手だと辛いんですよね・・・
自分の思いが相手に伝わらないと傷つくんですよね・・・
一生懸命話して、「何言ってるかわかんない」って言われると、もういいわ話すの嫌い・・・ってなるんですよね。
自分が話したことと全く違うことを返された時に、話すことを諦めてしまったんですよ。
なので、練習は動物相手にしましょう。
否定も拒絶もされません・・・どっかにいっちゃったりはするかもしれませんが・・・
少なくとも傷つけられたりはしませんからね!
本当は否定しないで一緒に頑張ってくれる仲間的な人がいるといいんですけどね。
もしご友人とかで協力してくれる人がいれば、次のステップはそういう仲間に話してみるのがいいと思います。
もし幸運にもそういった仲間がいた場合は大事なことがあります。
拒否や否定はいけませんが、指摘はちゃんとしましょう。そして、その指摘は受け入れましょう。
相手のためになると思って言ってくれる指摘、これは言う側も勇気がいるありがたい言葉です。
是非、そこからも学ぼうという姿勢を持っていきましょう。
ただ、言葉は選びましょうね。
たまに「私毒舌だからー」とか言ってまぁきっついことをズケズケという人がいますが、プロのおねぇとかは根底にマインドがあるから良いですが、変な素人がそれをやるとただの相手への配慮のない自分勝手なゴミとなってしまいますから、本当に気をつけましょうね。
こんなブログを読んでくださっている変わり者の方々は、自分の気持ちを言葉にして、相手へのプレゼントとして与えられる人間になるために話し方を知ろうとしている人たちだと信じています。
日々の暮らしでそのマインドを鍛えていきましょう。
相手の心に矢印を向けて、相手の関心に関心を持って、他人を褒めるトレーニング、頑張っていきましょう!