日が沈むのが早くなり、外に出た時のムワッとした熱気もだいぶ穏やかになりました。
8月も終わろうとしており、ああ、夏が終わった・・・と、青い春を感じているこんな時期、実は落とし穴があります。
熱中症
はぁ?何を言ってるんだ、こんなに涼しいのに熱中症なんてならないだろ。
そう、その考えが起きるから危険なんです。
熱中症はメッチャクチャ暑いときは飼い主様がしっかりとした管理をしてくれる。してくれましたよね???
でも、油断する時期のほうが危ないのです。
もう大丈夫だろう。
暑くならないだろう。
そういった事から対策を怠って熱中症になるというのは実は多いです。
日差しはまだ結構強いです。太陽からの熱エネルギーを受けた部位は熱くなります。
ワンちゃんは生活している層が地面に近いためにその輻射熱の影響を受けます。
まだ注意が必要なんです。油断しないようにしましょう。
夏前と夏終わりあたりの熱中症は、実際に起きます。もうちょっとです。油断しないようにしましょう。
ゆで卵は生卵に戻せません。熱中症はペットの場合は100%防げる病気です。
どうかもう少しだけ油断しないであげてください、お願いいたします。
最近頭のカラーを変化させて、外見的にはだいぶハッピーセットな脳みそしてるんだろうなーって感じになっています。
体型と合わせて繁華街を歩いていると露骨に避けられたり目が合うとビクッとされたりして少し傷つきます。
人生でコレくらい明るくしているのもあまりなかったのですが、結構楽しいものですね。
それと時代の変化を感じます。
正直、私の今の髪の色なんてやってたら飼い主様から不興を買ってしまっていました。
こんなんですからね。
でも最近は「あらー先生髪の毛素敵ねー」とか「おお、めっちゃ攻めてますね」など好意的な事を言ってもらえます。
ダイバーシティ化してきているなぁ←知った言葉を使いたい中学生的なアレです。
多様性を認められる社会というものはこれからキーワードになっていきます。
小さなことですが、皆様の寛容もその一つの変化の現れかなと思ってます。
もちろん根底には髪の毛の色が変わっても自分という人間は何ら変わっていない、そして飼い主様もソレをわかってくれているからってことだと思います。
人間には変化を嫌う安定バイアスが存在します。
今の現状が生きていくのに大きな問題がないなら、そのままの環境を維持したいという考えです。
そして、バイアスというものは非常に強固に自分の行動へ影響を与えます。
社会は変化してしまっているのに、自分の周りだけは変えたくない、変わりたくないっていうマインドが出来上がります。
すると、何かに挑戦したりしようという気持ちをへし折りに来ます。
すると周囲との差が現れてきます。周りがみんな変わって、自分だけ変われない、こういった状態になると不安になります。
その不安はさらに安定バイアスを強くします。
そして、こういい出します。
「周りが悪い」「環境が悪い」「社会が悪い」
俯瞰的な視点から見ると、この人が言っていることは滑稽に映るかもしれません。
みんながスマホを使っているのに、「ポケベルが最高だ!」って言っているような感じです。
でも、本人は視点が自分に固定してしまい、自らを守る、変えないためのバイアスに雁字搦めになっているので、至って真面目です。
こうなってしまうと、本当に変化することは大変です。
自分を俯瞰して評価する視点、変化を怖がる自分に打ち勝つ、変化を楽しむ。
こういった考えを自分で意識して持っておかないと、保存バイアスがあなたを縛り付けに来ます。
ただ、生命の根底みたいなものなので保存バイアスは、それを拒絶してもうまくいきません。
許可を与えましょう。
ああ、変化は怖い自分がいるんだな、それでもいいんだよ。って。
そこで自分を俯瞰して、世の中と自分の立ち位置を明確にして変化の意味を考える。
そしてゆっくりと変化に向けて歩んでいく、そんな感じでいいと思います。
今の世の中には、「変わらなきゃダメだ!」「変わらないなんて情弱!」「動く、すぐ動く、何でも動く!」
めっちゃワチャワチャしてますよね。
ああいう特殊な人達の眩しさに当てられてとにかくなんでも動けばいい! って動いて大怪我する人も多いと思います。
私もそうですが、小市民はゆっくりでいいんです。
一歩一歩現状を理解して自分を変えていく。
ちょっとづつでいいんです。
めっちゃ変化する人は目立つので脚光を浴びますが、あっちは特殊、ほとんどの人はああはなれません。
憧れるのもいい、尊敬するのもいいでしょう、でも、自分がそうならなくてもいいんだっていうのは認めましょう。
輝けない自分を悲観する意味はないです。
一歩一歩自分のペースで進んでいけば、気がついたら過去の自分より少し輝いている。
普通の人間はそんなもんですよ。それでいいんです。
情報が多すぎると得てして声が大きい目立つ存在が正しいかのような錯覚を持ちますが、一旦自分自身と向き合いましょう。
過剰な自信でめっちゃ高いハードルを超える人もたまにいますが、基本的にはそんなエンジンを持ってない人がほとんどです。
でも、自分を信じて一歩一歩前に進んでいく、立ち止まって休んでもいいんです。自分のペースで進む。
そして、他人に対しても同じように進むスピードを認めてあげてください。
お互いがお互いの速度を承認してあげることで、世の中の多様性の容認が実現されていくんだと思います。
まずは自分自身を認めてあげる。次に一番近い人を承認していく、その範囲を少しづつ広げて、お互いが承認し合える社会を創ることこそがこれからの社会に必要なことだと思ってます。
承認の社会。絶対実現できると信じています。
獣医師は飼い主の敵じゃない!
今回のブログは、完全に私のつぶやきになりましたね。
またよろしくおねがいします。