台風に雷雨・・・

自然は時として人間に牙を向きます。

南房総で多大なる被害に合われた方々の一刻も早い復興を願うとともに、この日本に住む全ての人々が心穏やかに過ごせることを心から祈っております。

当院は有り難いことに待合室と受付の一部に浸水して、停電によって冷蔵庫が壊れただけで済みましたが・・・

電気も水道もない生活がまだ続いて道路の復旧もままならない、現在不眠不休で作業されている方々はどうぞお体にお気をつけください。

心からの感謝を贈らせてください・・・ありがとうございます。

 

ペットとの生活に置いても強風により家が揺れたり窓が大きな音をたてたり

雷の音と光によって凄まじいストレスがペットに掛かることがあります。

こういった激しい天災が終わってしばらくは胃腸症状や食欲不振、持病の悪化などを呈するペットさんが出ることがあります。

こういった症状はなかなか「この投薬でなおります」「この治療すればすぐに治ります」と言いづらい症状になってしまいます。

本当に強い恐慌状態のような場合になってしまったら人間と同じように鎮静剤などを使うのかもしれませんが、獣医領域で一般的な治療では無いような気がします。

とにかく、群れのリーダーである飼い主様が慌てること無く堂々と、「大丈夫だよ」という優しい言葉と態度で安心させてあげることが大事だと思います。

絶対にやっていけないは「キャーーーキャーーーーー!!」と飼い主様が金切り声をあげてパニックを起こすことです。

ペットのためにやせ我慢して雄大な行動を心がけてあげてください。

私もGが出現すると大騒ぎをしそうになりますが、飼育している猫のためにもぐっと我慢します。

みなさんも頑張りましょう!

 

それにしても、今回の災害でも人間のテクノロジーの殆どが電気に依存している現実をまざまざと見せつけられてしまいました。

テクノロジーの発展によって人間は便利な生活を手に入れました。

その一方で制限のある生活をするようになった。それが電力ですね。

様々なテクノロジーが電力に依存しており、電力の供給が止まることで一気に様々なサポートやサービスが停止してしまう。

やや不安定な社会構造になってしまっていますね。

でも、仕方ないですよね。

いまさら電気のない生活なんてとてもじゃないですが送れません。

天災に対する対策なんて所詮人間の浅知恵と自然に笑われてしまうかもしれませんが、この知性と技術と科学で人間は発展してきていますから、挑戦は辞めるわけにいきません。

電力の長距離配送を止めて、各地に中規模発電所を設置してそれぞれがフォローするような形での送電システム・・・

この程度プロは考えていますよね。

非接触性の送電システムが発展していけば、電線が切れたら終わりの現状よりは改善するのかな?

どうしても宇宙に置いた人工衛星で太陽光エネルギーをマイクロ波で地上に送信するとかSFな未来を想像してしまいますね。

太陽光発電も台風によって様々な問題を抱えていることが露見しましたし(以前から言われていた問題が具現化しただけですけどね・・・)

いろいろなことを冷静に考えて、知恵を絞ってみんなで考えていかないといけません。

 

考える歩みをやめてはいけない。

 

頑張りましょう!