基本的には、かかりつけの動物病院に行く。が正解です。
でも、元気もあって、食欲もありそう、少し家で様子を見たい。そんな時に参考になってくれれば嬉しいです。
家で様子を見れる条件は、直前に書いてありますが、
元気がある
繰り返し嘔吐をしていない
出血などの異常がない
この3条件を満たしているときだけです。
そして、翌日にも改善が見られずに症状が継続した場合は病院へGoです。
条件を満たしていた場合、気をつけなければいけないのは、嘔吐や下痢をするような消化管に負担をかけないようにすることです。
食事に関しては絶食や絶水と昔は考えられていましたが、下痢の場合は食事を与えたほうが良いと言うのが今の考え方です。
消化器症状を起こす消化管にとって油、脂は大敵なので、ドライフードの場合お湯などで一度フードを洗う?イメージで処理してあげると表面の脂が落ちます。
もちろん風味が落ちたり、栄養的に不足するので、あくまでも応急手当的な短期間の給餌に限ります。
一度にたくさん食べることも負担になりますので、一日量を出来る限り細かく分けて、一回の量を少なくしてあげることも助けになると思います。
嘔吐の直後などは、まずは少量のお水からはじめて、15~30分程度吐かないことを確認してから、少量のフードを与えると良いと思います。
吐くという行為は、その行為自体が消化管に負担をかけるので、ごく短時間で複数回吐くことは珍しくありません。
飲みすぎたことのある大きなお友だちはわかると思いますが、吐くというのはキツイ行為なんです・・・
特に猫さんは吐いたことにより次の吐きが誘引されて、連続して吐くことがあります。
数回吐いた後にケロッとしていれば、大丈夫ですが、ちょっと間をおいてから吐くことが繰り返されるなら動物病院へGoです。
猫さんはやっぱり毛玉による嘔吐が多いです。
日常から毛玉に対するケアをしてあげたほうが良いので、
ブラッシングの習慣づけ、サプリメントやフードによって毛玉に対応していきましょう。
月に一度程度の嘔吐を繰り返すようならフードを変えてみるのも良いかもしれません。
頻度は少なくても、やはり吐かないほうが良いですからね。
おやつなんかでも珍しいものを食べると吐くことがあったり、
個人的には脂っぽいジャーキーはお腹が弱い子にはおすすめしませんし、
健康な子にも別のタイプのおやつにした方が良いと思っています。
消化に悪そうなカチカチのおやつも物によっては嘔吐を引き起こします。
口でよく噛み噛みして遊びながら食べる子なら良いですが、丸呑みしてしまうような子は注意が必要です。
飼い主様が手に持ってちょっとづつ噛みながら食べられるように工夫してみましょう。
デンタルガム系も同様に手で持って色んな歯で噛むように工夫をすると良いと思います!
疑問点があればかかりつけの動物病院に気軽に相談してみてくださいね。
追記:動物病院へ行くときは、下痢のうんちや吐いたものを持っていくと情報を得られます!