寒い季節に注意が必要な病気というものがございます。
代表的なものが、
猫の下部尿路疾患
心臓病
呼吸器疾患
などがあります。
猫は寒いと飲水量が少なくなってしまい、尿の生成量が低下します。
その結果おしっこが濃くなって、しかもたまらないために膀胱内に長くとどまることが多くなります。
濃い尿が長く膀胱に存在すると、尿石などが原因の膀胱炎や、細菌繁殖の結果の膀胱炎などが多くなります。
排尿という行為は体温を奪って下げてしまうために、出来る限りその行為をしないようにする野生動物の知恵ですね。
しかし、その野生の知恵が膀胱炎を増やすという皮肉な結果につながってしまうのです。
では、防ぐためにはどうすればいいのか?
飲水量を増やす工夫をする。
トイレを清潔に保つ。
暖房などで室内を暖かくする。
これらの方法が有効だと考えられています。
また、
何度もトイレに行く。
踏ん張ってもおしっこが少ししか出ていない。
おしっこがキラキラするorピンクから赤色になる。
このようなサインがあったらすぐに動物病院へ行くようにしてください!
心臓病は温度の変化によって心臓に負担がかかって症状が悪化したりします。
防ぐ方法は、
温度の急激な変化を避ける。
暖房によって室温の低下を避ける。
室内ではある程度の湿度を保つ。
これらが有効だと思います。
咳が増える。
大人しくなる。
運動後にぐったりしてしまう。
心臓病の症状が悪化するようなことが有れば、生活環境を整える努力と、動物病院へ相談してください。
呼吸器疾患は、具体的には咳やくしゃみ、鼻水などなどです。
心臓病との絡みがあることも多いですが、室外との急激な温度変化によって、ブシュブシュとくしゃみのような行動をしたり、鼻水が増えたり、呼吸が苦しそうになったりした場合は、出来る限り気温変化をマイルドにする努力をお願いします。難しいかも知れませんが、洋服などを利用してみたり、極寒の場合は家の中で過ごすなどもいいと思います。
共通して暖房を利用して温度変化を起こさないようにするのが大事になるのかなと思います。
同時に加湿器を利用して極度の乾燥は起こさないようにしてください。
シーズン最初の暖房の稼働は、夏のクーラーから間を空いて、内部でカビが繁殖している可能性があります。
風通しを良くした状態で、暖房を最大温度で二時間ほど稼働させると内部のカビをやっつけられるそうです。
場合によってはプロの洗浄や、グッズを使って洗浄することもいいと思います。
カビは動物にとっても人間にとっても良いことはありませんからね。
https://www.happy-bears.com/kajily/1288
人間も寒くて体調を崩しやすいですが、結構ファッション面では楽しい季節でもあります。
できれば楽しく過ごせるように心の持ち方だけでも上げていきましょう!
ではまた!