今朝、人を轢きかけました。

もちろん車の安全装置のおかげでもありますし、すぐに気がつけたので大事には至りませんでしたが。

今でも少し動揺が残っているほど衝撃的でした。

 

いつもどおり病院へ向かうために、ふつうの生活道路を走行していると、何の前触れも左右の確認もなくバス停で待っていた人間が車道を横断するために飛び出してきました。

最近の車はすごいですね、初動を感知してすぐにブレーキをかけてくれたおかげで、すぐに私もブレーキをかけられました。

バス停に立っているのだから、当然バスを待つだろう。まさかここまで接近している車があるのに車道には出てこないだろう。

まさに「だろう運転」をしていた自分がいました。

その人物が、子供であれば、ずっと気を払っていた・・・言い訳ですけどね。

その人物は、高齢の女性でした。

当たり前ですが、怒りの感情なんて1mmも出てきませんでした。

轢かなくてよかった。ただそれだけでした。

助手席にはかみさん(最近妻をこう呼んでます)が乗っていたので、事故にならなくてよかった。

そして、圧倒的な恐怖でした。

 

もし、車のアシストがなければ、本当に停まれていたのか・・・

もし、轢いてしまったら・・・

当然相手は怪我、もしかしたら殺してしまうかも知れない・・・

 

本当に怖いです。

今こうしてブログに書いているのも、その恐怖を少しでも吐き出したいからという利己的な考えでもあります。

でも、運転するすべての人に、この事実を知ってもらうことで、

もしかしたら、当たり前の事のように意識することなく運転してしまっている人が居たら、

気を引き締めてもらえるかも知れない。

それによって防がれる事故があるかも知れない。

そう考えてブログにしています。

 

運転者だけじゃない、日常の生活道路で慣れている道だろうと、左右の確認なく道路に飛び出すことがどれほど危険なことか、

特に今は電気自動車の場合エンジン音がかなり低減されています。

ふと気配を感じて後ろを振り返るとプリウスが直近まで近づいていた。なんて体験、あるんじゃないですか?

簡単に人を殺せる塊が自分の側を行き交っている。

簡単に人を殺せる塊を、足代わりに操作している。

そういう認識を改めてしっかりと持たなければいけない。

今朝のヒヤリハットは私にそんなことを教えてくれました。

 

帰りは電車のでちょっと気が楽です。

もともとあんまり運転が好きではないのですが、さらに苦手になりそうです。

でも、気をつけて生きていきます。

皆様も、どうか気をつけてください。

 

ではまた。