いつだと思いますか?
診療中で混み合う外来、慌ただしく動く獣医師と看護師、そんな時も忙しいですね。
ですが、
診療時間の前
昼の休診時間手前から休診時間入ってしばらく
閉院時間の手前から閉院後
ここが忙しいのです。
診療時間前は院内の動物の世話や治療に慌ただしく動きます。
場合によっては診療時間にかかってきてしまい、バタバタしてしまうこともあります。
ホテルや入院の動物の状態を把握、記録して水や食事、トイレの世話、お散歩、検査に治療とやることが目白押しです。
午前の診療が終わりかける頃、またバタバタとし始めます。
昼の予定の準備です。
お預かりでやらなければいけないような検査や場合によっては手術の準備、そして昼の時間は手術をスムースに行っていきたいのです。
手術が終わってからも後片付けや患者の監視などが続きます。
昼の休診時間は休憩時間ではありません。
内部ではむしろ診療中よりも忙しく動いていることもあります。
最後に閉院時間手前、お預かりしている動物の世話や午後の治療が始まります。
働き方改革のおかげで長時間労働をなんとかしなければいけないので、外来をこなしながらなんとか効率的に終わらせていかなければいけません。
この時間は動物病院で働く人なら大変なことがわかってもらえると思います。
なので、出来る限り時間ギリギリに飛び込むのはやめて余裕を持て診療に来ていただく、その時間に長時間の電話で拘束するのは遠慮していただけると助かります。
例えば19時に診療時間を終える予定の病院だと19時に飛び込まれると、要件を伺って、診療して、検査して、治療して、薬を作ってお返しするまで閉院準備は停止します。簡単に20時は超えます。
そして、人件費がかかります。残業代を診療費に上乗せできるならどれほどありがたいか・・・
新規の方だともっと時間がかかってしまいます。
閉院ギリギリに飛び込むのは、出来る限りやめましょう。
もちろん急患の場合は仕方ありませんが、電話などで遅れるけど見てくれと言って時間外料金を提示されて文句を言うのは、やめましょう。ほんとうにやめましょう。あまつさえこちらが悪いだの金の亡者だの言うのはもってのほかだと思います。
働いている人間がいるのです。
来るって言っといてブッチするのをやめましょう。
そういう行動が時間や夜間を見てくれる病院を減らしていきます。
私も昔は時間外対応や電話対応をしていた時期もありましたが、深夜にフードの注文やトリミングの予約、来ると言ってこない、払いに来るといって払わない、そういう積み重ねでやめました。
後払い対応もやめました。
積み重なった未払金は300万以上出しました。自分がバカだったと、今ではなんと言われようが分割も後払いも対応しません。
信じてください。なんて言葉になんの価値もないことを痛いほど思い知らされました。
どうか、お互いのためにも、相手のことを考えられるような人間で生きていきましょう。
ではまた!