今回はワンちゃんや猫ちゃんについてのお話に限らせていただきます。

もし、貴方が新たな家族としてペットを家に迎えようと思った時、選択肢としていくつかの方法があると思います。

１，拾った

２，ペットショップ・ブリーダーから購入する

３，保護団体、施設から譲り受ける

大きく分けるとこの3つになると思います。

それぞれのメリット、デメリットを考えてみましょう。

１，拾った

これは最近だと猫さんになると思いますが、場所によってはワンコもありえますね。

親からはぐれたり、許せないことですが段ボール箱などに入れられて破棄されていたり・・・

そういった子を保護してしまう場合ですね。

 

デメリットとしては、準備ができずに動物が手元に存在してしまう。

健康状態が不明、一般的に悪いことが多い。

ものすごく若い、場合によっては自力でご飯も食べられず、排泄も出来ない状態から子育てをする必要がある。その場合、睡眠時間を含めた全ての時間をかける必要があり、病院などに依頼すると多額の費用がかかります。また、初乳を飲めていない場合は非常に弱い子になってしまう。

複数頭数保護してしまうと、全て飼うことが出来ずに、譲り受ける先を探す必要がある。

自己責任ではない多額の医療費やお世話の費用がかかってしまう可能性がある。

乳飲み子は・・・亡くなることも少なくないです・・・

 

メリットはすごく小さなときから人の手で育てることで、とても甘えん坊になってくれたり馴れてくれる可能性が高い。

大変ではありますが、離乳食を食べるようになり、トイレで排泄をしはじめてくれた時の感動を味わうことができる。

動物が成長するさまを目の当たりにすることによって、当たり前のように存在する動物が凄い存在なんだと知ることができる。

などがあると思います。

完全授乳で排泄も全て人間の手で行う若齢の子を動物病院に預ける場合は1日1万くらいの費用は覚悟してください。

保護団体などでいわゆるミルクボランティアのような方々の献身によって協力頂ける場合もありますが、かなりの覚悟がなければ保護できるものではありません。

絶対に動物の命を盾に、無償での奉仕を要求するような、恥知らずな行動はしないようにしましょう。

拾う時は相応の覚悟をしてください。

あと、親からの誘拐に気をつけてくださいね。

 

2,ペットショップで購入する

ショップで見つめられて運命を感じてしまう。

目的の犬種や猫種を迎える。

そういった時はペットショップやブリーダーが選択肢になってくるかと思います。

家庭で産ませた子を譲り受けるのも、この範疇で費用が抑えられるのかも知れませんね。

 

デメリット

高額の購入費用がかかる。

ショップ選びやブリーダ選びに失敗すると、いろいろと不幸なことになる。

流行犬種の場合、価格が高騰したり、遺伝的に濃くなって問題が多い場合も有る。

一部の犬種や猫種に、色々と問題になる遺伝的疾患が存在している。

ほんとに、ショップ選び、ブリーダー選びが命。

 

メリット

純血種の子犬や子猫を手に入れるにはこの方法が一番。

予防接種や寄生虫の検査予防などがしっかりされている。

飼育に必要な道具なども指導してもらえ、高額契約のためにしっかりとした説明と教育を受けることができる。

きちんとしたショップやブリーダーなら安心できる。

ショップ選び、ブリーダー選びが何よりも大事。

 

いいところ選べるかですべてが決まります。

いや、あえて言いましょう。

悪いところを避けましょう。それが、大事です。

 

3，保護団体や施設から譲り受ける

愛護センターや保護団体、譲渡会などで動物を譲り受ける方法。

インターネットなどで情報を集めて、面会に行ったり、譲渡会に行ったりして出会う方法ですね。

 

デメリット

これをデメリットというのか？　という疑問はありますが、飼育環境や家族構成、年齢やライフスタイルによっては譲渡を受けられない。

当たり前・・・だとも思うのですが、場合によっては厳しいなぁと思うこともあります。でも、厳しくする意味も理解できます。

場合によっては高齢な子や、状態のよくない子を選んでしまう。

いや、デメリットじゃないかな・・・？　運命ってありますよね。

悪い団体に当たらないようにしましょう。

 

メリット

殺処分などにつながるような動物を救うことができる。

酷い飼育などをされて救出された子たちに幸せを教えることができる。

あえて言いますが、雑種はかわいいです。純血×純血のMixと違い、長く交雑してきた雑種は健康面でもメリットが多いと感じます。

ある意味社会貢献になる。

初期費用を抑えられる。

 

ペットの飼育には、小型犬で年間で15万、大型犬で25万、猫で10万はランニングコスト（嫌な言い方ですが・・・）がかかると言われています。

素晴らしいペットとの生活を手に入れて、そのペットの健康や生活に責任と費用がかかることは事実です。

一度飼育したペットに対する責任は、そのペットが生涯を終えるまで続きます。

それらを踏まえてもペットとの生活は素晴らしいものだと考えていますが、安易な飼育はやはりお勧めできません。

新しい家族を迎える前に、存在している事実の確認、勉強はしっかりとなさってください。

 

ではまた。