室内で過ごすペットさんが増えてきて、以前よりは爆発的に増えたりはしませんが、未だに寒くなると増加するのがおしっこに関するトラブル。

やはり、冷え込んだ時に冷たい水をたくさん摂りたいか? って言われたら嫌ですよね。

ペットさんは人間みたいに温かいお茶やコーヒーを飲む習慣は有りませんからね。

室内を暖かく保とうとしても、ペットさんが生活している高さは低いために、人間が感じている上層部の温度に比べると低かったりします。

また、極端に暖かいと、ペットさんは涼しいところを探して移動してしまいますしね。

水道からでるお水はとても冷たく、飲むことで体温を奪われることを嫌って飲水量も少なくなりがちです。

飲水量が少なければ尿量は減ります。体内から尿に排泄する物質の濃度が濃縮され、膀胱への刺激となったり、作られる尿が少ないために、膀胱内に居る時間が増えるために膀胱炎などが多くなります。

人間でも冗談話で「ビールをたくさん飲みなさい」なんて言われています。

膀胱炎はやはりたくさん尿を作っておしっこをたくさんして、膀胱内を新鮮な尿で洗い続けることが治療にとって大事に成るんですね。

 

女の子と男の子だとおしっこを膀胱から体外に出す尿道の太さがまるで違います。

ワンちゃんの場合だと距離も男の子のほうが長くなります。

途中で炎症を起こして尿道が腫れたり、膀胱内の炎症によって生じた膿などが詰まったり、尿石症によって出来た石が詰まったり、尿道の閉塞が起きると、ただの膀胱炎がペットの命を奪うこともある恐ろしい病気になります。

腎臓と膀胱を結ぶ尿管でも同様の事が起こる可能性もあり、こちらも命に関わってきます。

突発的に起きることもありますが、日常的な尿検査などで早めに気がつけると早めに治療を開始できるので、おかしいなと思ったら出来る限り早く受診しましょう。

 

トイレに何度も細かく入って、おしっこがほんの少ししか出ていない、もしくは出ていない。

おしっこをする時に痛そうになく。

血尿が出ている。

おしっこをする場所をしきりに気にしたりなめていたりする。

おしっこをした場所がなんだかキラキラする。

 

こういったことがあればぜひ獣医さんに相談しましょう。

何度かお話していますが、処方食をネットで買っていて、それを食べてさえいれば大丈夫だと思っている方がいらっしゃいますが、

処方食は文字通り、処方、する食事です。

つまり定期定期な診察と、動物自体の状態をきちんと把握して、処方、する食事です。

診察もせずに、経過も観察もしないで、話も聞かずに、出して、いる食事は処方食とはいいません。

それはあまりにも無責任です。

ぜひ、かかりつけの動物病院で診察を受けて、きちんと、処方、してもらってください。

 

 

ではまた!!