動物は、本来自然界で生活しているはずです。

自然界に置いては弱肉強食、弱いものは食われる世界です。

そのために、動物は本能的に自分が弱っていることを隠そうとする傾向があると言われています。

これが、ペットの身体の異変になかなか気が付きにくい障害となっています。

本当は体調が優れないのに、それを表に出してくれない・・・

我慢できるうちは我慢してしまい、とうとう我慢できなくて体調不良のサインを出す頃には重症化してしまっている。

まるで軽症のようなサインを出してきてくれても、すでに病態が進行している。そういうことも珍しくありません。

特に猫ちゃんでその傾向が強く現れます。

 

つまり、変だなと思ったら、なるべく早く動物病院へ行ったほうが良いということ、

そして、変だなと言うサインがない状況でも、定期的な健康チェックをして、出来る限り早く病気を見つけることがとても大事になります。

 

病気に思えないサインでも病気時がつけることがあります。

それは、環境などを変化させていないのに、動物の行動が変化した場合です。

水を多く飲むようになった、寝る時間が増えた、落ち着きがなくなった、違うところで排泄をするようになった、色々なサインがあります。

それらのサインを出来る限り早く気がついて、しっかりと診てあげることがペットの病気を早期発見に導くことが出来るのです。

早期に発見、早期に治療。

病気治療は何よりもコレが大事になります。

あと、予防できる病気はしっかりと予防も有りましたね。

 

症状が軽いうちに検査をして病気を見つけて治療したほうが、動物も苦しまなくて済みますし、費用も安く済みます。

飲み薬だけで済めば1日数百円で済む治療が、入院となると数万円になります。

よく健康診断は獣医師のお金稼ぎだなどとずれたことを言っているあたまの残念なブログなんかも見かけますが、

獣医師が金儲けをしたければ、重症化してからたっぷり入院と重篤な治療をしたほうが儲かります。

それに、獣医師の基本的な問題として、病気を治すことでその技術や知識にお金を頂いているのに、重症化して治せなくして、評判を落とし続けて、なにかプラスが有るでしょうか?

ありません。

病気なんて早く見つけて早く治すのに越したことはありませんから。

獣医師は動物を治すために頑張っているという大前提を忘れている、もしくはわざと見ないふりして獣医師を悪者にしようとしているネット上の記事は、アクセス稼ぎのための扇情的な内容やタイトルにしている。

そういう輩が、実際には飼い主の敵だし、ペットの敵だったりします。

皆様は、どうか物事の原理原則を一度考えて、誰かの思惑にはめ込もうとする記事などに騙されないようになさってください。

 

ではまた!