昨日のブログ、あんまりペットの健康の話と関係ないからそんなに読まれないかと思っていたら・・・

想像よりもビュー数や滞在時間、つまりちゃんと読んでもらえているって数値が多かった。

普通の方々からすると、動物病院ってブラックボックスですよね。

獣医師や看護師さんもどんな資格でどんな仕事をしているのかとかわからないことが多いんですよね。

専門学校ですか? って聞かれることもあるくらいですからね。

 

と、いうわけで、今回はそんな謎を少しでも解き明かせるような記事にしたいと思います。

 

一般のペットを飼育されている方が訪れる、当院のような動物病院は、

小動物臨床

と呼ばれます。

小動物が有れば、大動物もある。

大動物臨床

こちらは牛さんやお馬さん、ブタさん、鶏さんなど、家畜の診療を行う獣医師となります。

皆様の食の安全を守っていたり、小動物の獣医師よりも国民全員に関連する仕事をなさっています。

そして、そんな食の安全や、公衆衛生関連の仕事をなさっているのが、

公務員獣医師

となります。

幅は大きいですが、農林水産省で働く人から地方自治体で働く人まで、

日本全国の公衆衛生、農林水産を支えてくださっている先生方です。

それ以外にもペットに関わる会社で働いていたり、動物を扱う会社、水族館や動物園もそうですね、一般企業で働いている少し変わった獣医師もいます。

 

そもそも獣医師とは、人以外の動物の医師です。

日本では農林水産省がボスとなっており、6年間の獣医学科での学校教育を受けることで獣医師国家試験を受けて合格することで名乗ることが出来ます。

動物の診療を治療を行うことが出来る唯一の資格となっております。

我々の使命は3つ!

動物の保健衛生

畜産業の発展

公衆衛生の向上

日本における獣医学科を有する大学は、17個しかありません。

東日本に12、西日本に5と、かなり偏りがあります。

加計学園はこの偏りを少し是正したと言えます。

 

話は戻しますと。

獣医師ってそんな感じです。

獣医師以外が動物を病気だって言ったり(診断)

動物を治療して対価をいただく行為は違反になります。

無麻酔歯石除去は治療ではない理由はこの当たりにもありますね。

「あー歯周病ですね」←違反

「歯石もとったので炎症も引きますよ」←違反

ってことになります。

そんな事に目くじら立てることもないとは思いますが、法治国家なので・・・

動物の保健衛生が獣医師の使命なので・・・

 

動物看護師は、今の所、いっさい資格は必要ありません。

しかし、間もなく国家資格化します。

それにより、獣医師の指導のもとで治療行為や検査のための処置を行えるようになります。

今は、いろいろとグレーなことがあるので、お口をつぐみます。

でも、きっちりキッチリすると、いろいろとみんな困ることもあるんだよ、大人は汚いんだよ・・・

 

思ったより長くなったので、シリーズ物にします。

 

ではまた!