今年もこのブログを書く日が来ました。

今日はメッチャ温かいですね。

実は熱中症って、こういう季節外れに暖かい日が怖いんですね。

大丈夫だろうと密閉した室内や車内、日中、日が出ている時間の長時間の散歩・・・

こういった条件が偶然重なって熱中症になってしまいます。

今日と明日、が特に季節外れに気温が高くなるそうです。

それからも暖かい日が続きます。

密閉した室内や社内、日向の散歩はお気をつけください。

 

熱中症の初期症状は、呼吸の増加です。

ハッハッハッと舌を大きく出して細かく早い呼吸は注意してください。

ワンちゃんは汗をかけないので、呼吸から熱を出そうとします。

結果として呼吸数を増やしてしまいます。

パンティングと呼ばれる行動ですが、本来は熱を体外に出そうとする行動なんですが、みなさんも細かく息をしてみてください。

ちょっと、身体が熱くなってきませんか?

本来気化熱で体温を下げる行為が体温を上昇させてしまう面もあり、効率はよくありません。

散歩中や室内でハッハと舌を大きく出して呼吸していたら、熱いんだな、と対応してあげてください。

 

今の御時世家の中もできる限り窓を開けて換気を良くしておきましょう。

密閉は駄目です。密です!

室内は風が通れば気温がよっぽど高くなければ大丈夫なことが多いですが、生活環境に依存しますので気をつけましょう。

窓からの脱出も注意しなければいけません。

車の中の放置は絶対にやめましょう。

少し窓を開けてても駄目です。

もし、万が一放置するならエンジンとクーラーはバッチリつけてあげてください。

日光が当たると想像より温度は高くなります。

動物だけの状態では、少し涼しいレベルで空調を効かせてください。

 

水分補給も大事です。

ただ、飲みすぎれば下痢をしたりしますので、適した量を適した温度で与えましょう。

緊急時はとにかく水をぶっかけてください。

氷水は皮膚の血管を狭くして、熱を溜め込もうとする働きが出てしまいます。

水でいいです。

少し冷たい水を大量にかけてください。

そして、すぐに動物病院へ・・・

 

酷い熱中症でも、体温を下げると一時的に意識を取り戻します。

しかし、熱によるダメージから、遅れて強い症状が出ることがあります。

そして、熱によるダメージは、不可逆的です。

元には戻せません。

内臓の火傷みたいなものです。

ある程度以上のダメージを受けてしまったら、助けることは出来ません。

 

熱中症は予防以外では助けられないと思ってください。

熱のダメージが少なく、適切な治療を行えば回復することもあります。

とにかく熱のダメージを少なくするしかないです。

一番いいのは、熱中症にさせないことです。

それは、飼い主様にしか出来ません。

 

気をつけてください。

 

ではまた!