最低最悪のニセ医学だと考えます。舌をペロペロ出すくせのある人向けのレメディ、こんなの信じちゃう人がいるのが不思議だけどね。
患者さんがホメオパシー信奉者だった場合、医師はどのように対応するべきか。 https://t.co/wjnZy59VO9 @kuwamitsuosamuより
— 桑満おさむ (@kuwamitsuosamu) July 31, 2020
私、この先生のスタンス大好きなんです。
FacebookやTwitterで投稿を見かけて、ブログを読んではウンウンウンウン、と無限に同意しちゃう感じです。
こちらの本の作者でもいらっしゃいます。
そして、今日のブログも、読ませていただきました。
そして、その内容に頷きまくりました。
本当に、大変だよなぁ・・・
個人的には、人間が行うのならば、プラシーボ効果で有る一定の効果が出るので、勝手にすればいい(お医者様は大変でしょうが・・・)ってスタンスですが、
動物医療に置いては、害悪でしかありません。
最も効果が出るであろう標準治療を受ける機会を奪い、
動物を不幸にするからです。
そして、それは、飼い主の選択によって行われます。
この問題のもっとも厄介な点は、
善意によって行われていることが多いことです。
善意って、恐ろしいんです。
悪意なき善意は、悪意に勝る。なんて言葉ができるほど、怖いんです。
だって、良いことをやっている。っていう前提が有るからです。
否定されると、良いことをやっているのに否定してくるなんて、相手が悪いんだ。
っていう思考になります。
一度こうなるとお終いです。
こちらは【敵】になってしまいます。
そして、善意を認めてくれる集団に取り込まれて、排他的な組織になっていきます。
客観的なデータも、全て【敵】が作り出した陰謀になってしまいます。
こうして頭の先から爪先まで、どっぷりと『そういった』集団に取り込まれていきます。
本当に、どうすれば良いんでしょうね・・・
そして、不幸になる動物・・・
きちんと根拠のあるお話をして、理解してもらえないようなら、我々獣医師はそれ以上立ち入ることはできません。
治療をしないと言う選択肢を飼い主様が選ばれるのであれば、それ以上無理に説得することもできません。
病気で苦しみ、時には命を落とすかもしれませんが、
その洗脳から解き放つことは、できません。
こういった類で金儲けをする輩は、非常に卑怯なんですよね。
批判・非難をするだけで良いのだから楽なもんです。
結果は出なくて良いんですから。
悪いことは相手のせい、良いことは我々のおかげ、
本当に酷いものです。
高額な費用を払って、こういった輩の養分にならないで欲しい。
動物に不幸にならないで欲しい。
そう願ってやみません・・・
波動、ホメオパシー、などなど、ご自身が信じるのは勝手ですが、
他人に勧めない。動物を犠牲にしないように勝手に信じてください。
お願いします。
ではまた・・・