足を痛がっている。と思うサインはたくさんあると思います。

足を上げている。

足をつくのを嫌がっている。

足を引きずっている。

気にしてよくなめている。

出血している。

なにか液体のようなものが出ている。

腫れている。

熱っぽい。

触ると嫌がる。

多くのサインを個人の性格などと絡めて幅広く出してくるために、

同じ見た目でも原因が異なったり、

実は足の問題ではなかったり、

病変だと思った足と、反対の足が病変だったりと、

結構複雑だったりします。

お話できない動物さんの診療あるあるです。

 

基本的に飼い主様が意識してほしいのは、

足を完全につけない、ずっと上げている。

ちょっとつけるけど、全く重さをかけられない場合。

これはかなり重い症状の可能性がありますのですぐに病院へ!

歩いたりするとひょこひょこしたり、少し庇う。

これくらいの症状の場合は、ちょっとだけ様子を見ても良いかもしれません。

翌日も継続しているならちゃんと病院で見てもらいましょう。

腫れている、病変部が温かい、熱っぽい、出血してる、なんか液体が出ているような場合は病院へ!

弱い症状が長く続く場合、

是非家での症状を動画で撮影して持ってきてもらえると助かります。

家だと症状を出すのに、病院へ来ると症状が消えてしまう子も多いんです。

リラックスしているお家だと気になるけど、

緊張したり興奮する病院だと気にならなくなっちゃうんですよね・・・

 

安静と消炎鎮痛だけで回復していくようなものから、

外科的に介入が必要なものまで、

そして、実は関節とかの問題ではなく、

精神的なものだったり、

血管の問題だったり、

神経の問題だったり、

実は皮膚病だったり。

このあたりはどうしても診断に時間がかかることもあります。

しっかりと一つ一つ除外して丁寧に診ていく事が大事になります。

 

外科的な方法で治療が必要になると、

整形外科は・・・高いです。

使う道具も高いし、使用する素材なども驚くほど高いんです。

検査するのも特殊な装置が必要になったり、

技術体系としても特殊ですね整形外科は・・・

 

大事なことは、異変に早く気がつくこと、

異変の重症度をしっかり知ること、

様子を見すぎず、

経過観察をしっかりと丁寧にやることが大事です。

よろしくおねがいします!

 

ではまた!