だって、プロの専門家に

任せればいいんだから!

 

~おわり~

 

 

お約束をやってみました。

近年のペットの寿命を伸ばした要因の一つは、

食事です。

とくに、ペットフードメーカーによる研究の成果は、

多くのペットの健康に貢献しています。

 

なぜか、ペットフードメーカーは、敵になりやすいです。

獣医師を儲けるためにやっているから獣医師はフードメーカーの闇から目をそらしている!

陰謀論もたくさんありますね。

正直、

フードメーカーが獣医師を儲けさせるためにやってるなら、

処方食がネットに溢れるわけがないじゃないですか!!

それに、商売なんてそれぞれが儲けるためにやってるんだから、

そもそも儲けるためにやってる! って、当たり前です。

儲けにならない商売は、趣味っていうんです。

 

ペットフードが毒、とかいう人も居ますが、

毒を売ってたら儲からないからそんな馬鹿なことはしませんよ。

多くの顧客であるペットが美味しく食べてくれて、

健康で長く食べてもらえたほうが儲かります。

普通に考えればわかることです。

わざわざ毒を作って、食べたら体調を壊すご飯を売って、

何がしたいんですか?

そんな訳あるわけ無いです。

単純に考えてください。

儲けのためにやっている。

という主張と、

フードは毒という主張は、

両立しません。

 

それと、疑問があるなら、知りに行けばいいじゃないですか。

よくやり玉に上がるロイヤルカナンやヒルズ、

お客様相談窓口ありますよ。

質問には丁寧に応えてくれますよ。

 

ロイヤルカナンさん

 

ヒルズさん

 

そりゃーもう丁寧に質問に答えてくださいますよ。

だって、今の時代、隠し事とか嘘があると、

簡単にバレます。

正直にやることが正解な社会になっているんです。

 

なんでそんなに敵を作ったり、社会には陰謀があるって思いたいのかわかりません。

この本を読みましょう。

 

と、ながーーーーい前置きでした。

結局、販売されている

総合栄養食

と、記載があるフードを、

ライフステージ、

体重、

持病などを考慮して選んで与えることが、

プロの力を借りた、

正解に近いご飯の選び方となります。

特別な病気の場合は、かかりつけの獣医さんとよくお話をしてください。

 

手作りフードに関しては、

ちょっと専門家ー、まではないかなくても、

最低限の知識を持ってください。

正直、世の中に溢れている手作りフードに関する情報は、

危ういって思っています。

科学的な裏付けのないうちの子は大丈夫だったから、という

少ない経験則から来ているものも散見されます。

 

ぶっちゃけ、個人的には、

色んなものを毎日

たんぱく

脂質

炭水化物

この三つのバランスと、

各種ミネラル、ビタミンを考慮して与えてもらえれば、

そんなに厳密ではなくても良いのかなって思ったりはしています。

ただ、最低限のルールはしっかりと勉強してくださいね。

各犬種、ライフステージ、疾病が関わるために、

千差万別、自分のペットさんにあった形で考える必要があるので、

一つのわかりやすい答えを提示することは難しいです。

健康に携わることに、無責任なことは獣医師ですから言えません。

そして、各個体に合わせたご相談に乗るのは、

一般臨床獣医師には少しむずかしいのが現実です。

書店に並ぶ書籍は、基本的にはファクトチェックの通った情報が多いと思います。

ただ、正直間違っている。

ペットを危険に晒すような内容もあります。

例えば、

玉ねぎは少量ならペットに与えていい、

なんて、

めんたまが飛び出るような事が書かれた本なんかもあります。

こんな事を言う人の情報は、信じてしまうと、万が一の大病、

最悪、良かれと思って自分自身の手でペットを殺してしまいます。

 

犬と猫の栄養生物辞典

今の時代は良いですね。

もちろん情報の正誤を判断する努力は必要ですが、

こんなにも有益な情報が簡単に手に入るのですから・・・

栄養学とかきちんと学ぼうと思うと、

ぎっしり文字の詰まった1500ページにも及ぶような教科書を、

じっくりと読み込まなければいけません。

でも、それを生業として、勉強しているプロの方々がいます。

ぜひ、そういった方々のお力を上手く借りてください。

 

私は、ペット、飼い主様、動物に関わる全ての人が幸せであることを願っています。

敵を作りたいわけでも、敵を攻撃したいわけでもありません。

しかし、ペットの健康に被害を与えかねない情報は、

それは問題が有るのではないか? と指摘することはします。

それが、ペットの健康、飼い主様の幸せな生活の助けになると思っているからです。

そして、そういった指摘をする場合は、出来る限り客観的な事実ベースでお話します。

私の犬は大丈夫だった。のような、不確かな情報背景ではお話できません。

それが、ペットの健康に対する獣医師としての責任だと思っています。

 

悪気がないのもわかります。

ただ、悪意よりも善意のほうが恐ろしいこともあります。

間違っていることは、残念ながら間違っていると指摘します。

皆様も、疑問があった場合はかかりつけの獣医師に、

場合によっては食事のプロである各フードメーカーに問い合わせてみましょう!

 

なんていうかあれなんですけど、利益相反のない知り合いのプロがこういうことをやっています。

DC one dish

個人的に信頼できると思っているので載せておきます。

 

参考にしてみてください。

 

ではまた!