にゃんこよりのお話になりますが、
ワンちゃんでも応用できると思います!
おしっこが赤い、
おしっこに血がまじる、
なんだかおしっこにキラキラしたものが混じる、
何度もトイレに行く、
いつもと違う場所でおしっこをしてしまう。
そういったおしっこトラブル、
ありますよね。
代表的な病気は、
膀胱炎。
特にオスの猫ちゃんにしばしば起こるおしっこトラブル。
今日は、そんなおしっこトラブルのお話をしたいと思います。
最初に、
これは危険なのですぐに動物病院へ!
というサインをお教えします。
1.真っ赤なおしっこ
膀胱炎でにじむ程度の出血であれば、
おしっこはピンクっぽいな・・・
って程度の筈です。
真っ赤なおしっこは、
出血量がかなり多いサイン。
強い炎症、腎臓の問題など、
原因が重い可能性があります。
すぐにかかりつけの病院へ連れていきましょう。
2.おしっこが濁っている時(何かが混じっている時)
おしっこがピンクとかじゃなく、濁っている時、
かなりの確率で感染が起きて白血球が出て、膿が出ています。
もしくはキラキラしている、これは結石の可能性があります。
どちらも早く対応したほうが良いので、
ぜひかかりつけの病院へ行ってください。
3.何度もおしっこに行っているのに、
トータルとして全然おしっこが出ていない。
(排尿時に泣き叫ぶなど、かなりつらそうな状態)
これは、尿路の閉塞、
おしっこを身体の外に出せない状態になっている可能性があります。
おしっこは体内の有害な物質を外に出す働きなので、
それが出来ないと命に関わります。
大至急かかりつけの動物病院へ行きましょう。
例外:避妊手術をしていない女の子のワンちゃん猫ちゃんが、
陰部からおしっこじゃない液体や膿が出ていたら、
おしっこの問題ではないですが、
すぐに病院へ行きましょうね!
おしっこトラブルで病院へ行く場合、
可能であればおしっこを持ってきてください。
動物病院でもらえれば取る道具を使って、
なければティッシュなどに吸わせてジップロックに入れても構いません。
猫砂とかが溶け込んでしまうと、
評価が難しいので、
トイレは清潔にして、砂を少なめにしたり、
ちょっと工夫が必要です。
無茶を言いますが、
一番ありがたいのは、
排尿している時に空中キャッチです。
難しいですけどね。
検査や治療は動物病院で獣医師の先生のしっかりと見ていただくので割愛します!
おうちでおしっこトラブルを起こさないために出来ることを紹介していきます!
1.お水をたっぷり飲んでもらう。
猫さんは、あんまりお水を飲んでくれない子が居ます。
もともと泌尿器が弱い動物なので、
水分の摂取は健康で長い猫生を送るのに重要です。
何度か紹介しましたが、
こういった湧き上がるお水で興味をもって、
楽しみながら飲水を促したり、
食事をウェットフードにしてみたり、
おやつを利用するのも一つだと思います。
2.トイレを清潔で安全な場所にする。
ペットの排泄行為は、
無防備になるために、
安心できる環境でないと、
落ち着いて排泄できません。
トイレの位置は、
人通りの少ない落ち着いた場所で、
静かに出来るように考慮してあげたり、
飼育している数よりも少し多いくらいの数のトイレを用意しましょう。
そして、トイレは常にきれいにしてあげてください。
大自然であれば、風も通りますが、
一般的にトイレは密封空間になりやすく、
匂いなども強く残ります。
機能性トイレでも、
少し臭うようなら、
期間前でも掃除をしてあげたり、
こまめに汚れた砂は交換してあげたり、
量的に足りないことが無いようにたっぷり砂を用意したり、
いろんな工夫が必要です。
下僕である我々は、頑張るしか無いのです・・・
余談ですが、
おしっこが気になるからといって、
付け回して排泄を監視するのは駄目です。
落ち着いておしっこできなくなってしまいます。
最近はスマートトイレとかも出てきてるようですね。
すごい時代になったもんです。
3.治療などはきっちり評価してちゃんと最後までやり遂げる
膀胱炎を始めとしたおしっこトラブルは、
とても再発率が高いです。
薬などを飲んで一時的に症状がなくなっても、
ひっそりと病気の種火が残っていて、
また燃え上がって再発することが珍しくありません。
治療はしっかりと獣医師の指示に従って、
治ったと思ってからしばらく治療を継続して、
薬で抑えているだけではなく、
身体として完治させることが再発を防ぐことには重要です。
処方食なども、きちんと効果を評価して適正に使わなければいけません。
診療もしていない個体に無責任にホームセンターやネットで処方食をばらまいてはいけません。
処方には診療がセットです。
おしっこの経過をみて、必要な処方食を与えるためにも、
かかりつけの動物病院でしっかりと見てもらったほうが良いです。
お水やトイレ、食事。
日々の関わり合いがペットを病気から守ります。
ぜひ、楽しんでペットとの生活を作り上げてください。
ではまた!