「それ、なんかおかしくない?」

 

第三者の何気ない一言が、

長い時間をかけて築き上げてきた関係をめちゃくちゃにする。

そういう事は珍しくないです。

そこに、本当に問題があれば、なるべくしてなったと言えるが、

殆どの場合は、

その第三者の狭い経験や、

特殊な思考によって引き起こされる、

事実と異なる陰謀を根拠としている……

 

長い時間で話し合って、

お互いに納得できる場所を探して、

ようやくそこに静かに着地。

そして現れるなんの事情もわからない第三者。

そこに至るまでの長い思考を無視して、

結果からだけ判断する短絡的な思考による答えをぶつけてくる。

そして、最も多いパターンは、

今までそういった話し合いに参加してこなかった、

またまた第三者の家族がその言葉によって焚き付けられる・・・

そして、

親戚縁者を巻き込んで燃え上がって突撃してくる。

 

この流れ、

動物病院で働いていると、

たまに出会ってしまう、

地獄絵図です。

 

何が地獄絵図って、

誰一人悪意なく戦いになってしまっているんです。

獣医師は、連れてきた飼い主様と話して一生懸命妥協点を見つけて、

そこに着地させるために努力して、

飼い主様も一生懸命考えて、その着地点に納得をしている。

助言する第三者は、

その根拠は自分ひとりの体験談や、ワクチンは利権、水素水は何でも治る、

みたいな歪んだ考えだったり、ひどい時は人間の話を持ってきたり・・・

ただ、悪意ではないんですよね、むしろ善意。

そして火がついてしまう方々も、

正義感だったりします。

獣医師は必ず悪いことをしているみたいな歪んだ考えを持って攻撃されると、

どんな話をしても、

通じません。

繰り返しますが、

問題がある場合は、必然の争いであり、

その問題点を攻めることは当然だと思います。

今回の話は、

なにもないところに火がつくパターンの話です。

これ、獣医師だけじゃなく、

医師でも本当に多いって聞きます。

善意の無知な助言。

でもね、その火がついた関係者はたまったもんじゃないです・・・

 

聞いた話を分析すると、

母親が常に動物を病院へ連れてきていて、

あとで親戚から善意で無知な助言を受けた父親に火がつく、息子娘が火がつく、

ってパターンが多いです。

やっぱりね、長い時間言葉を交わしている人とは、揉めません。

例外は、自分自身に非がある場合、その責任をこっちに転嫁してくる場合ですかね。

攻撃されてしまうと、こちらも、それは何度言っても改善しなかったそちらの問題ですよね?

と、反撃するハメになります。

そんなことしたくもないのに・・・

本当に嫌ですね。

想像しただけで気持ちが暗くなります。

戦いは、しんどいのです。

 

何の話かよくわからなくなりました。

戦いは、嫌だ。

って話です。

獣医師は、有る意味飼い主様よりも動物に良くなってほしいと思っています。

それが仕事ですから、それが出来なければ生活していくことが出来ません。

一生懸命動物を治そうとしています。

是非、よく話し合って、皆が納得できるそれぞれの着地点を探していきましょう。

そして、事情の知らない第三者は、その着地点に至った過程をほんの少しでいいので想像指定ください。

安易で的はずれな助言よりも、

お疲れ様。頑張ったね。

と温かいお言葉を伝えてください。

 

そういう事やる人は、こういうブログを読んだり、

学ぼうとはしないんですけどね・・・

 

悲しい。

 

 

ではまた!