こういう春の日に急に熱くなったりすると、

そこまでとは考えていなくて対策を怠って、

熱中症が発生してしまうことがあります。

どうやら今日は人間でも熱中症を起こしやすいほど暑くなるようなので、

皆様も水分補給をしっかりしてお気をつけください。

 

人間は汗をかけますが、

動物は人間のように汗をかくことができません。

密閉された空間や、直射日光の影響が、

人間よりも強く出ると思ってください。

日陰で風通しがよく、新鮮で冷たい水が提供できる環境でなければ、

外での飼育には人の手による工夫が必要だと思います。

室内環境の場合、締め切ってしまったり、

日光がよく入ってきてしまうお部屋の場合は、

こんな時期に? と思われるかもしれませんが、

冷房による室温管理をしましょう。

涼しくても動物は死にませんが、

暑いと死にます。

きちんと効くくらいの冷房をしかけましょう。

 

熱中症の恐ろしい点は、

 

一度ダメージが限界を超えてしまうと、

どんな治療をしても助からないところです。

 

生卵は、一度ゆで卵になったら、生卵には戻せません。

内臓もタンパク質などの集合体です。

熱によって変性を起こしてしまったら、

あとは壊死するだけです。

壊死した臓器は、一瞬で新しくなることはありません。

その範囲が、生命維持可能なレベルを超えてしまえば、

どんな治療をしても、亡くなってしまいます。

 

急性期は熱によって意識も朦朧としています。

治療によって、一時的に意識を取り戻し、

元気を取り戻して、あー安心だ。と思われるかもしれませんが、

ここからが、地獄なんです。

時間経過で、熱ダメージを負った内臓の影響が出てきます。

嘔吐や激しい下痢、内臓のダメージからくる元気の消失、意識の混濁、

そして、すでに致命的なダメージを追っていた場合は、

そのまま亡くなっていきます。

急性期で取り戻せないほどダメージがすでにあると、

最初の意識を取り戻すこともなく、亡くなります。

 

そういう恐ろしい病気だからこそ、

絶対にかからせたくないんです。

 

気をつければ、

100%防げる病気、

それが熱中症です。

 

暑い環境にペットを置かなければ、

熱中症にはなりません。

真夏だろうが、

きちんと空調や環境を整えれば、

熱中症にはなりません。

熱中症は、

かかる病気ではありません、

かからせなければ、かからない病気なんです。

飼い主様の正しい認識と行動によって、

100%防げる病気、

それが、熱中症です。

 

正しい認識と行動で、

是非熱中症0を目指しましょう!!

 

油断しがちな今頃の急な暑さに気をつけましょう!!

 

ではまた!!