毎日毎日、

体の中の悪いものを一生懸命取り除いて、

おしっこ作って体の外に出しているんだよなぁ・・・

生きていれば休むことなく働き続けて、

動物や俺の身体を支えてくれているんだよねぇ・・・

特に俺なんて、酒は飲むわ大飯食らうわデブだわ、大変な苦労を内蔵にさせているんだなぁ・・・

そしてこの腎臓、ハードワークをさせ続けて能力が一度低下してしまうと、回復しません。

はたらく細胞みたいな感じで言えば、

腎臓社の中に沢山の社員が働いて、

そのハードワーク故に過労死も多いのに、

社員補充はされません・・・

残された社員は一生懸命仕事をこなしてなんとか与えられたノルマを終えています。

しかし、休憩は与えられません・・・

バタバタと倒れていく同僚、

積み重なっていくノルマ・・・

とうとう株式会社腎臓は仕事がこなせなくなって、

親会社の総合商社 生体に変化が現れます。

なんと、社員の7割近くが過労死してからじゃないと、

親会社はなんの変化も起こしません・・・

つまり、

外から見ておかしいなと思った時点で、

すでに腎臓は、限界に近いと考えなければいけません。

そこからは残った社員を一生懸命生かそうとします。

出来る限り仕事の量を薄めてあげるために水分を外注する派遣会社 点滴。

出来る限り仕事の流れがスムーズになるように用いられる外部コンサル 投薬。

入ってくる仕事の量を少しでも調整してもらう下請け 吸着剤。

出来る限り毒性の少ない物資を使って生命維持を行うための、療法食。

各社様々な手段を使って腎臓社の社員を守ろうとします。

それでも社員も生きています。

休みなく働き続ければ、いずれ過労死してしまいます・・・

さらに数が少なくなった社員で仕事を処理できなくなってしまいます。

最終手段は、外資系 透析。しかありません。

しかし、非常にハイコスト、しかもどこにでもあることではありません。

腎臓社は血液を作る司令も出したりしているので、

貧血などの問題も発生してしまい、

最後には、出荷する尿も出せなくなってしまいます。

こうなってしまったら、

死に体の社員を無理やり稼働させる ビジネス塾 利尿 という手段で最後の働きを求めるしかなくなります・・・

生命維持が可能な仕事量を腎臓社がこなすことができなくなると、限界が来ます。

腎臓の働きや治療を仕事っぽく話すとこんな感じになります。

こんなブラックな環境で働いてくれる内蔵たちには感謝しなければいけませんね。

少しでも早く腎臓の異常を知るためには、

仕事の成果である尿の状態を調べたり、

飲水量と尿量を見たり、

食事の量と体重の変化を把握したり、

日々の観察が大事になります。

血液検査でも高い値が出る段階はかなり進んでいるので、

その子その子の値が時系列的にどう変化しているのか?

っていうところに着目する必要があります。

腎臓食なども、末期的になってからやるのではなく、

早い段階から切り替えていくことが大事です。

特に水分を多く摂ることは腎臓の助けになります。

場合によってはウェットフードを利用することが有効ですね。

状況に合わせていろんな工夫をしてあげてください。

 

自分も腎臓を大事にしないとなぁ……

 

ではまた!!