最近、相手を言い負かすことで自分の地位を確保しようとする人間が増えていませんか?
確かに、間違いを正す際に弁舌の能力はある程度は必要です。
正しい事実をもとに、
間違いを正すことは、
時に必要ですし、重要です。
しかし、
中身もなく、
その場の議論で優位に立つことだけを目的とした話術がもてはやされているような気がします。
ちょっと昔なら、
小賢しい。
と、言われていたような行為ですね。
タイトルのアンドリュー・フォーク准将とは、
銀河英雄伝説という作品に登場する人物です。
銀河英雄伝説は、本当に素晴らしい作品で、
多くの人に見てもらいたい作品、
特にアニメは、初代もノイエ銀英伝と呼ばれるリメイクもどちらも素晴らしいです。
d-アニメとかNetflixとかを駆使すると見られると思います。
ぜひぜひご覧になってください。
めっちゃ長いし、人は多いし、大変ですが、
それでも見て損はないことを約束します!
小説もあります。面白いです。
私のオススメは初代アニメ≧ノイエ銀英伝アニメ≧藤崎竜漫画版銀河英雄伝説≧漫画版銀河英雄伝説≧銀河英雄伝説小説です。
全部、良いですよ。
派手に脱線しましたが、
このフォーク准将という人物が、
弁舌によって己の地位を築くタイプの人間として描かれています。
自分自身の実力や経験で自分を高く評価させるのではなく、
他者を低く見せることで自分を高く評価させる人物です。
職場とか、身近な人間関係に、そういう人物が居たら、
すぐに距離を取りましょう。
以前にお話した、他人を支配する人間、マニピュレーターと同じように、
貴方の人生を滅茶苦茶にしてくる人間です。
人の批判ばかりをして、
上から目線で評価して、
自分を高める努力は怠り、
自分の功は大きく見せて、
自分の間違いは他人のせいにする、
こういった人、いませんか?
他者の批判もなんというか、ずる賢いんです。
直接的に対立するような言葉を使わずに、
時に寄り添っているかのような言葉を使いながら、
自分のほうが上だというニュアンスを作ります。
失敗した人を庇うふりをしてネチネチとしつこく話題にしたり、
大昔の失敗をいつまでもほじくり返して話したり、
自分の功績よりも他人の失敗が会話の中心になります。
そんなことを繰り返すために、
自分自身の実力を高めるという行動は起こしません。
結果として、中身がありません。
実力がないために、
他者から攻撃をされたりするような状態にはものすごく強い拒否を示します。
他人の批評は偉そうにするくせに、
自分が評価されることを極端に嫌います。
それでも他者への批評は言葉が強く鋭いために、
まるで出来る人間のように見えてしまうことがあります。
そう見せているので、コレが厄介なんです。
まるで出来る人間のような評価を手に入れているこういうタイプの人間は少なくないんです。
こういう人間が同僚や、特に上司だと、本当に大変です。
自分よりも立場が弱い人間に対しての攻撃は、
より過激になります。
そして、表面的な人当たりが良いように見せるタイプだと、
自分が一方的な悪者に仕立て上げられる事になり、
自分自身でもどんどんと追い込まれてしまいます。
もう、逃げるしかありません。
こういうタイプは、
莫大な証拠と実績を積み上げて有無を言わさないという手段もありますが、
その場しのぎの弁舌は非常に巧みです。
中身のない議論の繰り返しで言い負かされ、
周囲から負けたという印象をつけられたら、
状況は更に悪化します。
戦わず、距離を取ることが必要です。
「貴官は自己の才能をしめすのに、
弁舌ではなく実績をもってすべきだろう。
他人に命令するようなことが自分にはできるかどうか、
やってみたらどうだ」
ビュコック提督のように言えればどれほど楽か……
では、
そんな距離をとったほうが良い人間を見極めるいくつかのポイントを最後にお話します。
・プライドが非常に高い
・テストや答えのある問題の出来はいい
・褒めない、謝らない
・自分のミスを他人の性にする
・話し合いで常に相手を言い負かすことを目的としている
・他人の失敗の話が大好き
・批判した問題の対案はない
・攻撃がしつこく粘着質である
・自分を大きく見せるために手段を選ばない
・独善的で高圧的で上に媚びへつらい下に厳しい
・表面上、いい人、である場合もある
厄介ですね。
もし、貴方がこういう人によって不当に貶められていても、
自分自身では気がつけない状態になってしまっているかもしれません。
冷静に、自分自身を客観視しましょう。
第三者の視点、思考で自分を一旦見直して、
もし、該当するような人物がいるのなら、
そーっと距離をとっておきましょう。
貴方の人生を破壊する人間。
そんな物に関わっている時間があったら、
自分自身を高める努力に使いましょう。
また、
自分自身がそういう人間になっていたら、
早いうちに目を覚まして、
きちんと自分自身の能力を高めて、功績を積むような生き方をしていきましょうね。
ではまた!!