4月1日から愛玩動物看護師という国家資格が誕生します。
まずは国家試験に合格された皆様、
おめでとうございます。
当院も3名の愛玩動物看護師が誕生いたします。
今回が第一回の試験ということで、
手探りで不安も多かった中、
9割という合格率は皆様の努力の結果だと思います。
5年間の移行猶予期間はあるものの、
動物看護師という名称は、国家資格を有するもの以外用いることは出来ません。
愛玩動物看護師に似たような名称も使えなくなります。
動物介護士、アニマルナースなど、誤解を与えるような名称の使用も出来ませんので注意しましょう。
国家資格ですので、動物に対する処置は獣医師や看護師の独占業務になったこともあります。
いままでグレーだった問題も、はっきりと違法になったこともあると思います。
正直、まだどうなるかはわかりませんが、
少なくとも私が以前から言い続けている無麻酔歯石除去などは、
少なくとも獣医師もしくは獣医師の監視下で看護師が行わなければ違法となるでしょう。
人間の資格でも行えませんし、民間資格でも行うことはできません。
前提として、無麻酔歯石除去をやる意義がどうなのか、という事もありますが、
これで少しでも不幸な事故、恐怖で日々の歯科ケアが行えなくなるようなことが
減ってくれることを心から祈ります。
脱線しましたが、
看護師が国家資格化したことで、
今まで以上に業務に責任が大きくなります。
動物にとって危険を生じる可能性の存在する処置などを任されるわけですから、
情報のインプット、技術の向上、高い職業倫理を求められていくと思います。
また、国家資格化によって少しでも動物看護師の待遇の改善が進むことも望まれます。
世知辛い話をすると、人件費の高騰は価格の上昇につながってしまうんですよね
本当にここは経営者としては非常にしんどいとこです・・・
でも、きちんとしなければいけませんからね。
社会全体が急速にインフレを起こしていますが、
実際にその中身を見ると、光熱費や仕入れの高騰に対応したものでしかなく、
むしろ人件費は下げられてしまうような状態になってしまっています。
生きるコストは増大しているのに、給与は下がるってことは、
みんな貧しくなってしまっているということです
さらには働いたら罰金、生きていたら罰金の増税が私達の生活を容赦なく殴ってきています。
そしてコロナやインフルエンザなどの疫病、
鳥のインフルエンザによって卵は暴騰、
大動物や公務員の獣医師の仲間たちは必死に働き続けております・・・
日本の畜産は、かつて無いほどの未曾有の危機に瀕しております。
ロシアによる戦争も終りが見えませんし・・・
非常に暴力的な強盗が多発し、
国会議員が指名手配され、
おかしいな、明るい話をしていたはずなんですけど・・・
WBC優勝!!
最近の明るいニュースでも打ち込んで無理やり軌道修正をしましょう。
なんにせよ、繰り返しになりますが、
愛玩動物看護師の皆様、本当におめでとうございます。
そして、これからも動物医療を共に手を取り合いながら
もっと良いものへとしていけたら素晴らしいなと願っています。
ではまた!!