毎年言い続けます。
ゆで卵は生卵には戻せません!!
熱中症になって、生命維持に問題を起こす変化を起こしてしまったら、
何をしても助けることはできません!
冷やして一時意識を取り戻しても、
それからダメージを受けた臓器の問題でだんだん状態が悪化して、
何をしても助けることができなくなる。
熱中症は、恐ろしい病気です。
しかし、
熱中症は防ぐことができます。
熱中症にしない環境、生活様式をきちんと守れば、
動物を熱中症にさせないですみます。
1.電気代の高騰に負けずに、
「涼しい」と感じるレベルの空調を惜しみなく使う
2.水分をきちんと取れるようにする。
3.暑い環境に動物を連れて行かない、
さらに運動をするなんて自殺行為です。
これを守れば、まず熱中症にはなりません。
よく、どのくらいの暑さなら散歩していいですか?
とか、
冷房苦手なんですが、
とか聞かれますが、
日が出ていたら散歩しない。
冷房かけないと動物が死にますよ?
超早朝や夜、アスファルトを触っても熱くなくて、涼しい夜風が通り始めたら手短に散歩をする。
涼しい環境であれば多少の運動もできますが、
蒸し蒸しとした熱帯夜だと、たとえ日が出ていなくても運動と組み合わさると熱中症になる可能性が出てきます。
動物は吐く息に水蒸気を利用して熱を外に出しているので、
湿度の高い高温の環境がとても苦手です。
そして、最近の日本の夏は残念ながら熱帯雨林のような高温多湿、
リスクが高いんです。
どこまでだったら大丈夫、とか、動物の命を使ったギャンブルはせずに
暑かったら止める。
短時間の排尿排泄だけにする。
涼しくするアイテムを上手く利用する。
工夫をして上げてください。
首や脇の下股の付け根を冷やすと体の温度を下げやすいですが、
極端に冷たいものは逆に体が反応して体温を下げないようにしてしまうので
涼しい環境を作るアイテムを上手く使ってください。
熱中症のサインは?
とかありますが、
熱中症になる環境を作らなければ、
そんな心配をする必要はありません。
一般的には、
呼吸数の増加
ふらつき
意識障害
元気がない
食欲がない
下痢
嘔吐
などなど、
色々な出方がします。
夏場は、どんな症状でもとにかく熱中症は無いですよね?と聞きます。
フレンチブルやパグなどの単頭種は特にハイリスクです。
肥満、高齢、心疾患、持病を持つ子もハイリスクです。
そして、目立たないですが、猫も熱中症あります。
熱中症を思わぬところで起こす原因は
密閉と運動だと思います。
車の中、家も閉じられていて日差しが入ると、あっという間にとんでもない温度になります。
ほんのちょっとだけ、が命取りになります。
あと、運動。
じっとしていれば涼しい暑い日、
ここに運動が加わると
体内の温度を外に逃がすのが苦手な動物は熱中症になります。
本当に気をつけてくださいね。
今年も熱中症0を目指しましょう!!
ではまた!!