今年も本当に暑かったですね。
正確には、まだ、暑いですよね。
それにしても、本当に異常に暑かった・・・
気温が発熱したときぐらいでしたからね。
気が付かずに疲労が蓄積して体調を崩してしまった人や動物も
たくさんいたのではないでしょうか?
そして、
どうやら酷暑の影響なのか、
蚊の出てくる時期がズレてきている気がします。
ここ数年の酷暑、蚊、見ました?
あまり見なかった印象を持つ人は少なくないかなと思っています。
蚊を全然見ないからと緩んでしまうフィラリア予防への意識。
注意してください。
たぶん、これから涼しくなってきて、
蚊が出てくると考えられます。
暑すぎてボウフラ(蚊の幼虫、水辺にいる)が全滅してくれたら良いですが、
それは都合よく考えすぎなので、
下水などでしぶとく暑さを耐え抜き、
涼しくなってきた頃合いを見計らって
次代を生み出すために蚊が出てくると思います。
フィラリア、
随分と名も知られて予防をしっかりとしてくださる飼い主様も増えてくださいました。
体の内っかわに寄生する寄生虫である内部寄生虫のひとつで、
蚊にさされて伝染る心臓血管に寄生する怖い奴です。
心臓病の症状や、重症化すると命に関わる恐ろしい病気です。
しかし、
あの、イベルメクチンを始めとした薬による予防によって
100%防ぐことができる病気の一つです。
ここ最近では予防が進んだおかげで
都市部では発症したフィラリア症を診ることは減りましたが、
千葉県市川市の当院でも、一年に1例ぐらいは診ることがあるので、
消えて無くなってはいないようです。
話を戻しますが、
このフィラリア症の予防は、
蚊がいなくなって最後に一度予防薬を使用することが何より大事です。
蚊がいなければ予防しなくて良い思われるかもしれませんが、
完全に蚊がいない環境って、
まぁ、特殊なケースなので、
蚊を見かけたら予防開始して、
完全に見なくなって最後の予防をしっかりとしてください。
かかって発症すると、
本当に重い症状になり、
そして治療が大変になります。
予防が何よりです。
是非、今年もしっかりと、忘れていた人も、
今からでも良いのでかかりつけの動物病院にしっかりと相談してくださいね。
やっぱり、
病気になってしまって動物が苦しんで、
そこから治療を始めると、
当然治療費も高額になりますし、
それに比べれば、
病気になる前に予防をしておけば、
動物も苦しまず、お財布も苦しみませんからね、
予防を獣医師の金儲けとかいう人は
ちょっと短慮に過ぎます。
金儲けしたいなら、
動物を病気にして、
苦しんでいる動物を盾にして高額な治療を行ったほうが
金儲けできます。
診療もしてない動物に本来診療して出して
問題が起きたら対応しなければいけない予防薬を
ネットで売ってるような輩は金儲けと言われても仕方ないでしょうが、
きちんと対面で動物を見て予防を勧めてくれるかかりつけの獣医師の先生は
そんなことないので、信じてあげてください。
そういうわけで、
今年は蚊が少ない感じがしますが、
これからが注意、
そしてフィラリア予防をしっかりとしてあげて
動物を苦しめることなく予防で守ってあげてください。
ついでに、フィラリア症は猫ちゃんもありますから、
かかりつけの先生と相談して、必要だと感じたら予防してあげてくださいね。
ではまた!!