第2回目となります。

今回もよろしくお願いいたします。

前回、マインドというものがあることをお話しました。

話すことということは、相手へのメッセージをプレゼントするということと考えて、そのプレゼントを送る相手に心の矢印を向けよう。

テクニックや内容よりも、まずは心をちゃんと相手に向けようってことを話しました。

 

皆さん、なんで話すこと苦手なんですかね?

話すことって、誰でも出来る、正確には『出来た』ことですよね?

皆さんは覚えていないかも知れませんが、話すことは自分の心を相手に知ってもらうという行為、これ、全ての人間が出来ていましたよね?

「何言ってんだこの獣医は、頭がおかしくなったか?」

そんな皆さんの声が聞こえてくる気がします。

皆さんが赤ちゃんの時、あなたの心、しっかりと周りの人間に伝わっていませんでしたか?

あなたが空腹になって、全身を使って「オギャーーーーーーーー!!!オギャーーーーーーーー!!」と泣くと、周りの大人は全力であなたの空腹を満たしてくれませんでしたか?

そうなんです。すべての今生きている人間は、自分の心を相手に正確に伝えることができたんです。

それが、成長とともにどんどん伝えられなくなって、『話す』という相手に自分の心を伝える方法ができなくなってしまっているんです。

才能が無いから話せないのではないのです! これ、非常に大事なことなので、是非知ってください。

 

では、なぜ私達は上手く話すことが、自分の心を相手に伝えることがこんなにも苦手になってしまったのか・・・

その原因の一つは、「否定」されたからです。

小さな頃ならどうでしょう、言葉を覚えたての頃にずーーーっと喋っているとこう言われませんでしたか?

「うるさいよー、しずかにしなさいーい」

もっときつく言われた人もいたでしょう。

もう少し大きくなったらどうでしょう?

「ねぇねぇ!今日学校でね!!」

「今夕飯の準備してるんだからまずランドセル置いて手を洗ってきなさい!」

 

「ねぇ〇〇君、お話しようよ!」

「今から勉強するから話しかけないで」

 

「ねぇねぇ!」

「お前、うるさいよ!」

 

誰にでもある、別段珍しくもない光景です。

時にはこんな事もあったでしょう。

 

二人の子供が喧嘩をします。二人のうちの片方が友達でした。自分は良かれと思ってこう言います。

「やっぱり謝ったほうが良いよ」

すると友達はこう言います。

「なんだよ、お前も俺が悪いっていうのかよ!」

そんなことは全く思っていませんでした。それからは何を言っても友達は聞いてくれません・・・

 

おとなになってもありますよね、生々しいので書きません。考えてたら私が辛くなってきます、許してください・・・

 

この様な多くの「否定」で人は話すことが怖くなってしまうのです。

 

まだ理由はあります。

話すことをちゃんと教わっていないのです。

私達は、赤ちゃんの頃、話し方をしっかりと教わったから「ぱーぱ」「まーま」と口にしたのでしょうか?

違いますよね、耳から入った情報から自ら学んで話したのです。

周りの大人、テレビから入る声、保育園や幼稚園の先生や年上の子たちが話しているのを聞いて、勝手に自分自身で学んで話し始めたのです。

多少は習うこともあるかも知れませんが、『話し方』と言うものを本格的に習ったことは無いのではないでしょうか?

もし習ったとしても、次の問題が起こります。

練習する場所がないのです。

最初に提示した『否定』が存在するために、『練習』が出来ないのです。

ちゃんと『教育』されておらず『否定』されるために『練習』さえも出来ないのです。

これでは、どこかで話すことにつまずいてしまった人はどんどん話せなくなってしまっても仕方がないのです。

さらに、一般的に話し方の事を勉強しようとすると、手に入る情報は、テクニックです。

テクニックなんてそれこそ練習しないと使えません。

内容、コンテンツの勉強をしても、試して練習する場所がありません。

 

否定をされず、練習をできる場所。

もちろん、大金を払えばそういう場所もあります。

承認する仲間と勉強をできる場所は、あります。

ただ、結構なお金と時間がかかります。

熱意が溢れる人はそういう場所に行ってもいいです。知りたかったらTwitterでDMでもいただければ教えます。

https://twitter.com/JqNsQ9wkKg5xwFm

 

でも、私は獣医師なので、いい方法を思いついちゃったんです。

話す練習をして、相手が自分を否定しない様な場所があればいい。

これ、ペット相手に話す練習すれば良いんじゃないか?

私は、禁断のアイデアを思いついてしまったのです!

 

そう、私のコンセプトは、

話し方の勉強方法を教わって、

ペット相手に練習して、

話し方を少し改善させるお手伝いをしてみよう!

 

こんなボッチ特有なアイデアを試していきたいと思います。

皆さん結構やってますよね?

私も飼っているネコちゃんによく話しかけています。

ただ、きちんとした方法を知らずにやっていても、赤ちゃん言葉で猫に話しかけるおじさんという、地獄のような絵面になりますのでね・・・

 

そこで、第二回唯一の話し方の授業は、笑顔でペットにいつも話している言葉で話しかけよう。です。

そして、結果を出すために大事なことがあります。

結構地獄なこと言います。

守れば、少しは成長するかも知れませんよ? 信じるか信じないかはアナタ次第です。

 

笑顔で話しかけている自分の顔、自撮りしてください。

 

どうです、はぁ!? でしょ。

これ、やればわかりますけど、凄まじく、違和感バリバリですよ。

自撮りに慣れている人でも、ペットに話しかけている笑顔を撮るってハードル高いですよね。

さらにハードルをあげましょう。

毎日やりましょう。

もう、違和感すごいですよね。

 

成長は、変化です。

今の状態から変わる事が必要です。

そして、今の状態が動く時は違和感が凄いんです。

だって、今までと変えようとやってるんですから。

違和感が出たら、あ、自分、変わってるんだ。って、成長してるんだ! って思えるように、いや、思いましょう。

 

前回も言いましたが、マインドってそんなに簡単に鍛えられないんですよ。

毎日地道にやるしか無いのです。筋トレと一緒。

少しづつマインドが鍛えられていて、筋トレで言う筋肉痛が、違和感や気恥ずかしさなんです。

 

頑張りましょ、変わりたいなら。

ペットへ話しかける内容は何でもいいんですが、その日一日で誰かの褒める点を探して、褒めるのが一番いいと思います。

どんなことでも構わないので周りの人の褒めることを探して、自分の言葉で褒めてみてください。

 

さぁ、毎日頑張ってください!!

それではまた!!