少しづつ私のいいたかったことも言語化出来ている感じもしますが、

まだまだ語り尽くせない感じもあります。

今回は、第一話でお話した、

ダニング=クルーガー効果

についてのお話から始めましょう。

ダニング=クルーガー効果

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

ダニング=クルーガー効果(ダニング=クルーガーこうか、Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚英語版を生み出す認知バイアス。この現象は、人間が自分自身の不適格性を認識すること(メタ認知)ができないことによって生じる[1]。1999年にこの効果を定義したコーネル大学デイヴィッド・ダニング英語版ジャスティン・クルーガー英語版は、「優越の錯覚を生み出す認知バイアスは、能力の高い人物の場合は外部(=他人)に対する過小評価に起因している。一方で、能力の低い人物の場合は内部(=自身)に対する過大評価に起因している。」と述べている[2]

簡単に言えば、能力の低い人ほど、

自分のことを出来ると考えてしまう。

ってことですね。

学べば学ぶほど、

自分は知らないんだ、

まだまだなんだと思うってことの真逆なことが起きるってことですね。

日本にもこれに似たような言葉がありますよね

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

実力があり、能力があるほど謙虚であること。

素敵な言葉ですね。

 

能力が低い、知識が少なく、思考能力の低い人間は、

  • 自身の能力が不足していることを認識できない
  • 自身の能力の不十分さの程度を認識できない
  • 他者の能力を正確に推定できない
  • その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる。

wikiにも記載がありますが、

優越の錯覚を生み出す認知バイアスが存在することは、歴史を通じて古くから言及されている。古代中国の思想家孔子は 「真の知識は、自分の無知さを知ることである[3]」と語り、古代ギリシアの哲学者ソクラテスは「無知の知」について語っている。他にはイングランド劇作家ウィリアム・シェイクスピアは「愚か者は自身を賢者だと思い込むが、賢者は自身が愚か者であることを知っている[11]」(自身が作成した喜劇『お気に召すまま』より)、生物学者チャールズ・ダーウィンは「無知は知識よりも自信を生み出す[2]」、哲学者数学者バートランド・ラッセルは「私達の時代における苦しみの一つは、確信を持っている人間は愚かさに満ちており、想像力と理解力を持っている人間は疑いと執拗さに満ちていることだ[12]」と、それぞれ語っている。

古代から、たくさんの人が同様なことを言っています。

ところが、近代の進化した人類であるはずの我々は、

こんな簡単なことも理解していないし、

自覚も出来ません。

専門外な問題に首を突っ込み、

見当外れの意見を大声で言ってしまうのです。

Twitterで今回の新型コロナウイルスに関わるような、

有名な先生の発言に対する返信欄なんて、地獄です・・・

浅慮な人間は基本的に言葉が汚く攻撃的ですから・・・

 

そしてもう一つ、人間は自分が知りたいと思っている情報しか見えないんです。

自分が信じて、こうあってほしいという考え方を、

支持するような情報は見えるんですが、

それを否定するような情報は見ないんです。

耳からも入ってきません。

 

これらが合わさると、

全くお話にならない、

ただ大きな声で怒りを巻き散らかすだけの、

 

モンスター

 

生まれてしまうのです・・・

貴方の生活の中にも、見かけませんか?

全くこちらの話を聞かず、

自分の思い込みだけで怒鳴り散らし、

ただただ悪意を巻き散らかすだけの存在・・・

 

私のブログを読んでくださる人々には、

ぜひああいったモンスターとならないように、

自分が知らないことがあるのは当たり前だ。

大丈夫、

これから知っていけばいいし、

知っている人に頼ればいいんだ。

と、自然と思えるような人間になってほしいです。

そして、こういった考え方ができるようになると、

人間として成長します。

怒りに駆られ、

自分を冷静に評価できずに、

過大な自分像を思い込んでいる人間は、

成長は止まるばかりか、退化します。

自分は、足りないんだ。

と自覚することで、

足そう! という意欲が生まれ、

成長します。

 

ペットとの生活で言えば、

知らないことが在ってもいいんです。

少しづつ学んで、

ときにはプロの力を借りて、

今ある幸せをいだきながら、

人間として成長していく。

そんな生き方を応援するために、

我々プロは頑張っているんです。

 

ちょっと、脇道っぽい回になりましたが、

このシリーズを読んで、

皆様の人生がより素晴らしい物になることを

心から願って書いています。

今後とも宜しくお願いします。

 

ではまた!