ネットの情報は取扱いに注意しましょう。ってお話です。

特に、

その情報発信者が専門家の場合、

その発信する情報には、信頼が付随してしまいます。

だから、専門家である私は情報を発信する場合に、

かなり気をつけています。

特に、私の専門である獣医療に関してや、

ペットの健康に関わる情報は、

事前に深く勉強し、

その上で、

間違いが起きないレベルまで表層の部分のお話をするようにしています。

なぜそんなことをするのか、

もっと詳しく深く話せばいいじゃないか?

本当は薄っぺらい知識で話してるんだろ?

そう思われると思いますが、

健康に関わることを深くお話しても、

きちんと理解するためには、

基礎となる多くの知識が必要だからです。

私以前シリーズで、

飼い主様が専門家にならなくても、ペットは幸せになれます。第1回目

って言うのを書いていたんですが、

その理由が、

ベースとなる知識がなく、

深そうな教科書のコピーを見て、

知識を知っただけで、わかったと勘違いすることが危険だと思っているからです。

学問を、知ってることと、理解していることには大きな差があります。

よく、

 

「知った風な口を利くなぁ!!!!」

 

って直江兼続が言っていますが、

アレですね。

どれだよって話ですが。

知識を知った気になって、誤解しているのって本当に危ないし、

それを修正するのって、

ものすごい大変なんです。

ある面では正しいところもあることなので、

間違いですよって指摘しても、

間違いだって言ってくるほうが間違っているって意固地になります。

その分野の先輩や深く理解されている人が、幾人もそれはどうかと思いますよ?

って指摘したら、治すべきことがあるんですよ。

自身の経験不足や、学問としての広がりを無視した絵空事の可能性があります。

そこでどういった行動を取るかで、今後自分と自分が関わる者を不幸にするか、

成長するかが変わります。

 

正直ね、Youtubeとかで多くの人が情報を発信するようになって、

こういったところが垣間見える情報発信が増えています。

複雑な問題を、簡単にして、答えっぽいことを断定する。

この行為を専門家が行う危険性を今一度考えて欲しい。

とても危ない行為なんです。

私は獣医師なので獣医師の世界で話しますが、

その情報発信、飼い主と動物を不幸にする可能性があることをしっかりと考えている?

って情報発信があります。

自己承認欲求のために、専門家の看板を使うのは、

不幸を広げることがある。

そう、おっさんが老害丸出しで思っちゃう、

あまりにも薄っぺらい、しかも誤ったことを、断定的に話す専門家がいます。

難しいですよね、

普通の人からしたら専門家が言うことですから、

事実だと思いますよね。

飼い主様、本当に気をつけてください。

 

こっからは、届かないだろうけど、

そういった情報発信で自己承認欲求とかを満たそうとしている人へ・・・

 

本当に、どうすればいいのか・・・

指摘しても意固地になるだけでしょうし・・・

周りに貴方のことを本当に大事にしてくれる人がいないんだろうなぁって思います。

注意してくれるって、ありがたいことなのに、

自らを正しいと思えるほど傲慢になれるほど、

獣医師って仕事は浅くないのになぁ・・・

悲しいなぁ・・・

 

すでに多くの先輩達が、その理解は間違ってるよって言ってくれているのに、

聞く耳を持っていないみたいだし・・・

獣医師の名を使ってそういうことされると、

獣医師という看板に泥を塗りたくることになるんだよ・・・

やりたいことをやるのはいい、

ただ、飼い主様や動物を不幸にするような間違っていることをやって、

それが間違ってると言われたら、

きちんと訂正して謝罪しようよ・・・

なにか起きるよ、このまま行くと。

たぶん、本人も自分は正しいと思っているだろうし、

自分の正義に酔っている感じがありありと伝わってくるから、

飼い主様やペットが不幸になることは望んでいないはずだ。

どうか、まずはきちんと経験を積んで、

自分の責任と向き合うところから始めてほしい。

年寄りの小言は耳障りが悪いだろうけど、

少し、考えて欲しい。

 

ま、届かないだろうけど・・・

これ以上は私は貴方のために一生懸命になれない。

もし、自分の子供なら、殴ってでも止めるだろうけど、

君にそこまでしてあげる義理はない。

あとは、獣医師として、

看板を汚されないように、

危険性のある情報には訂正して情報発信を続けたいと思います。

 

なんか、

嫌なブログだなぁ・・・

こういうのはこれで最後にしたい・・・

 

ではまた!!